電車の車体に体を密着させて運行を妨害したとして、兵庫県警葺合署などは2018年4月3日、威力業務妨害の疑いで、兵庫県明石市の会社員の男(44)を現行犯逮捕した。
同署によると、男は飲酒しており、電車は容疑者の自宅方面に向かう最終電車だった。調べに対し、「これに乗らないと帰れないと思った」と容疑を認めている。
逮捕容疑は、2018年4月3日午前1時10分ごろ、JR三ノ宮駅ホームで、京都発西明石行き普通電車が発車した際、車体の側面にはりつくように体を密着させて運行を妨害したとしている。乗客約700人にけがはなかった。
同署などによると、ホームにいた駅員が制止しようと羽交い締めにしたが、男が離れなかったため運転士が電車を緊急停車させた。駅員の110番で駆けつけた県警機動パトロール隊員が現行犯逮捕。この影響で電車は約20分遅れたという。