「事件性はないということで両成敗ということで互いに納得して終わりました」。トラブル発覚時に発表した謝罪文は一体、何だったのか。2018年4月29日未明に那覇市内の繁華街で男性観光客と小競り合いになり、顔面打撲のほか右足首を骨折する重傷を負った自民党沖縄県連会長の国場幸之助(45)。沖縄県警那覇署は国場幸之助と男性の2人を、傷害容疑で書類送検する方針と地元の琉球新報が報じた。
国場幸之助の地元後援会は、本紙の取材にも「警察は事件性がないと判断した」と強調していたが、ところがどっこい。那覇署は事件化する必要あり、と判断したらしい。一体、何が理由だったのか。
「事件の舞台になったのは、『スタッフは全員女性』『現役大学生が中心』というのがウリの那覇中学校に近いガールズバー。国場幸之助はその女性経営者を店外に連れ出してトラブルになり、仲裁に入った男性とモメたようです。事件性ナシ?とんでもない。口ゲンカならともかく、骨折するほどの取っ組み合いですよ。県警は、事件化しなければ、国場幸之助に手心を加えたのではないかと県民に受け取られてしまう、と判断したのでしょう」(沖縄県政担当記者)
国場幸之助は2018年4月28日に県連会長に就任したばかり。酔っぱらって気が大きくなり、コトが起きたのだろう。まっ、いずれにしても、早々に会長交代に追い込まれるのは間違いない。