2018年4月4日午前、福岡市中央区の交差点で、乗用車に乗った男がすれ違いざまにパトカーのミラーをたたいたとして警察の追跡を受け、およそ30分にわたって中心市街地を車で逃走しました。
けが人はなく、警察は男の身柄を確保し、詳しく事情を聴いています。
警察によりますと、2018年4月4日午前11時半ごろ、福岡市中央区渡辺通で、交差点を直進していた乗用車の男が、対向車線で右折待ちをしていた警察の小型パトカーのサイドミラーを、すれ違いざまにたたいて逃げました。
男はその後、福岡市博多区から福岡市中央区天神にかけて中心市街地の道路を車で逃走し、警察が多数のパトカーやヘリコプターなどを出動させて追跡した結果、およそ30分後に身柄を確保されました。
警察によりますと、けが人はいないということです。
警察は、公務執行妨害の疑いもあるとみて詳しく事情を聴いています。
福岡市中央区天神の明治通りの近くで追跡の様子を見たという60代の男性は、「車のスピードは出ていないし、信号無視もしていませんでしたが、ミニパトからの「危ない、止まりなさい」という警告を無視して走っていました。車の中は運転している人1人だけでした」と話していました。