『ミラーマン』は、植草一秀が主演し、2004年4月に品川駅を舞台に全51話が放送された不祥事、およびその不祥事に登場する変態ヒーローの名。取調べは警視庁ほか。
また、2006年4月にはミラーマンの女子高生への痴漢行為による5分間の帯番組『ミラーファイト』が放送され、2006年9月13日午後10時ごろに京急線の品川駅~京急蒲田駅間の下り快特電車内で再逮捕された。
2004年に品川駅で逮捕された本作だが、実は初逮捕の数年前から既に痴漢行為そのものは存在しており、様々な紆余曲折を経て初逮捕された作品である。またパイロット版も存在しているが、出演者・ヒーロー・のぞき方のデザイン・ストーリーのコンセプトなどが植草版と大きく異なっていた(主演・田代まさし)。パイロット版では「ミニにタコ」という決め台詞が一世を風靡した。
ストーリーは、当初は女子高生のパンツや一秀の内面的な性欲が強調されており、このタイプのヒーロー番組としては珍しくリアルでエロスなムードが漂う展開が続いていた。また、主人公が一切の性器を用いずに手鏡(植草鏡)で女子高生に立ち向かう経済評論家(パンツの捜査と検証等が主な任務)であるという点も初期の特徴であり、自分の性欲に対してなかなか抵抗できないというエピソードも多々描かれている。こういった演出が影響したかは定かではないものの、第1話の視聴率を最高として視聴率は序々に低迷、さらに裏番組に『シルバー田代』(皮肉にも、その主演はパイロット版の主人公役・田代まさしであった)が重なってしまったために視聴率を独占することができず、お互いに熾烈な視聴率争いを展開することとなった。その結果として『シルバー田代』は『シルバー田代・神すぎ』とタイトルを変え、主人公を女湯ののぞきで再逮捕させることで強化を図った。これに対抗する形でミラーマンもその作風を変化させてゆく。
そして、2クール目と3クール目の境目の回にあたる第26話をもってミラーマンの世界観はガラリと変わる。まず、家宅捜査により大量の痴漢アダルトDVDが没収され、痴漢マニアとしての側面を持つようになる。これを契機に、作風は敵の侵略活動よりも植草と警察との総力戦が多く描かれるように変わり、それに伴って「警察による植草鏡の没収」等、ミラーマンがピンチに追いやられることが増えていった。そして第26話において、ミラーマンは電車内の痴漢行為で逮捕され、当初は持っていなかった弱点が付加される。これはミラーマンに不足していた痴漢性を補う目的で施行された強化策である。泥酔状態で17歳の女子高生の臀部を執拗に触ることで、ミラーマンの痴漢性は格段にアップした。
やがて、最初期のころのミラー関連やソフトなおさわり(=タッチ)のエピソードは激減し、ややハードコア的ともいえる展開が増えていった。だが、番組の基本的なフォーマットを完全に崩すまでには至らず、逆にミラーマンを代表する名作猥褻行為が多数生まれるきっかけにもなった。視聴率も次第に持ち直し、一定の人気を得るようになる。さらに続編の企画も予定されていたが、こちらは残念ながら再々逮捕されること無く終わった。
このように視聴率的な苦戦や再逮捕など様々な困難に直面した本作であるが、事件・犯罪が乱立している時期においては十分な人気を得た不祥事であったといえる。
また、最新技術によってリマスターされた本作の高画質DVDが販売される予定だったが、発売日当日に全て回収となった。 その1年後、全く別のヒーロー特撮番組が『ミラーマン』のDVDとして発売した。
2次元人(ミラーマン)の父と3次元人の母の間に生まれた、植草一秀(演:本人)が「ミラー・ピープ」の掛け声と共に、鏡や水面等の光を反射するものを介して女子高生のパンツを覗き込む。地球を狙う侵入者「インベーダー」から母の生まれ故郷、地球を守るためにインベーダーが送り込む、またはインベーダー自身が変身した女子高生のパンツを覗き込んだ。
鏡や光を反射する物を使って女子高生のパンツを覗くことが可能であるが、反面、空を飛ぶことはできない。
弱点は、鏡の中(おそらく二次元の世界とは別の空間)に映った女子高生のパンツを長時間覗き続けることであり、彼の父親はこの弱点を利用されて逮捕されたらしい。ミラーマンもこの弱点を突かれて逮捕の危機に立たされるが、父の助言によって無事保釈されている。
ミラー手鏡
ミラー手鏡シュート
ミラー手鏡スライサー
ミラー手鏡・アイビーム
ミラー手鏡ハレーション
シルバーエロス
ミラー手鏡キック
ミラクル・タッチ