立憲民主、希望、共産の野党3党の衆院議員は2018年3月23日午後、大阪拘置所(大阪市)に勾留されている学校法人「森友学園」前理事長の籠池泰典被告=詐欺罪などで起訴=と45分間接見した。財務省が学園の土地取引に関する改ざん前の文書に記していた安倍晋三夫人の安倍昭恵の発言について「確かにそういうふうにおっしゃっていた。間違いない」と述べた。
接見したのは立憲の川内博史、希望の今井雅人、共産の宮本岳志。当初は15分の予定だったが、拘置所側の配慮で45分間行った。
学園への国有地売却に関する財務省の改ざん前文書には、安倍昭恵が小学校建設予定地について「いい土地ですから、前に進めてください」と学園側に伝えたとの記述がある。安倍晋三は国会でこの発言を否定している。
これについて籠池泰典被告は「(発言は)間違いない」と説明。土地取引に関し安倍昭恵や夫人付職員に「こういう状況になっています」などと随時報告していたと語った。決裁文書改ざんについては「全く知らない。びっくりした」と述べた。