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財務省

''第57回 (1998年)
エクストリーム・謝罪優勝プレイヤー

財務省(ざいむしょう)とは、日本の行政機関の中でも特にエリートの象徴的存在にして日本国の真の主権者。恋愛対象、結婚対象の話題として、財務省官僚はしばしばひとつのタイプの典型例として登場する。

知性

財務省の知的水準は非の打ち所がない。しばしば日本銀行、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと比較される。かつては就職ランキングでも最上位に位置し、ゴールド・マンサックス、ボストン・コンサルティング・グループなどと比較された。

とくに幹部候補として採用されるためには、日本最難関の試験のひとつと言われる国家公務員I種試験に最上位合格する必要がある。ただし最上位であれば職種は問わないので、理工(物理地学)とか農学(林業)とかの試験区分でも、その区分で1位を取れば即採用である。超難関の試験で1位を取る人間的にも全く問題ないことは(財務省的には)自明なので、採用面接はあってないようなものである。

実際は法学を学んだ学生が法学区分で試験を受け、その試験で上位を獲得して就職するのが常道である。財務省ではしばしばこのような会話が聞かれる。

普通は大学名と、それに加えて学部名ないしは部活(サークル)名あたりを答えるところであろうが、財務省に入る幹部候補生は十中八九、東大法学部と決まっているので、ゼミから答えるのが常識である。なお財務省はお金を扱う役所とはいえ、経済学のような卑しい学問を学んで就職する者などいない。あくまで東大法学部が財務省幹部候補の最低要件なのである。

金銭感覚

財務省は国家の予算編成を担当する。予算規模はアホな民主党がどんどん放漫財政に突き進んでいるため90兆円ほどである。そのうちとくに主計局では一部局で何十兆円という額を扱うことになる。

ちょっと家計のことを考えてみよう。お父さんの年収が500万円だったとする。そんなお家で50万円の買い物はなかなかできないが、500円のお肉を買うことなど訳ないし、50円のお菓子なんてなにかのついでにちょっと買い足す程度の感覚である。これを財務省の主計局(財務省全体を取り仕切るのは財務大臣だが、部局ごとでは官僚が取り仕切る)に当てはめてみると、10億円くらいのお金はぽーんと簡単に出せる、あるいは削れる額だし、1億円なんてのははした金である。

人件費についての考え方も財務省らしい。財務省以外の各省庁、とくに環境省のような貧乏官庁や消防庁、特許庁、気象庁のような弱小官庁は、予算規模が小さいから、人件費をどう遣り繰りするかがとても重要である。物件費(庁舎を補修したりパソコン買ったり出張したりするお金)よりも人件費のほうが多かったりするから、人件費をとても大切に、けちけち節約して使う。しかし財務省にとっては人件費もはした金の範疇であるから、じゃんじゃん使う。一般に、中央官庁では夜中の1時2時まで仕事をしても残業代はほとんど出ないと言われているが、財務省は満額支給である。1年目の下っ端でも月給40万円なんてのはざらである。

タクシー券も使い放題だ。居酒屋タクシーの問題でも財務省は500人以上が該当したようだが、彼らにとっては、牛丼屋の割引券を使って牛丼食って、帰りにレジ横の飴をもらって帰ったような感覚だったのである。また、夜が遅くなって泊まらなければならないとき、普通は庁舎内の仮眠室に向かうか、あるいは部屋の片隅にあるソファーに横になることだろう。だが財務省(旧大蔵省)だけは違う。ただ、ホテルオークラは霞ヶ関から徒歩圏内だ、とだけ言っておこう。

性格

90兆円の国家予算の大半を握っている組織が、どのような性格になるかは想像に難くない。財務省の人間は、金の力をとてもよく分かっている。そう、ホリエモンのように。

財務省以外の各省庁が10億円の予算の上積みを求めて折衝にやってくるとする。たとえば環境省の予算は2000億円強、特許庁は1000億円強、気象庁は700億円そこそこだから、10億円の上積みは大きい。だから必死である。偉い人が財務省に赴き、事業の重要性を必死に説明し、なにとぞ予算の増額をと頭を下げる。しかしながら財務省にとっては10億円なんて屁でもない。30代前半くらいの係長が一人で扱える金額である。つまり財務省の若手は、環境省の大臣官房審議官やら会計課長といった要職にある者が自分にぺこぺこするのに慣れっこなのである。これ以上はもう何も語るまい。

ちなみに中央省庁の中でも、官僚志望者の中でとくに人気が高いのが、財務省、外務省経済産業省総務省警察庁である。それぞれ、財務省はマネーゲームの主導権を握れるから、外務省は国費で海外に赴任してそこで使用人を雇って優雅に暮らせるから、経済産業省企業の社長を呼びつけていろいろ指図できるから、総務省は地方交付税交付金をダシにして地方に指図できるから、警察庁は忠誠心の高い多くの部下(警察官)に好きなように命令できるからである。なんか嫌になった?

しかし現実はそう官僚の思い通りにはならない。外務省に入っても、治安も悪く見るべきところもないような発展途上国をまわらされるのが落ちである。経済産業省企業活動の監督官庁という立場上、話の通じないブラック企業を相手にやりあわなければならないので苦労が絶えない。総務省は地方出向で厳しい地方の現実をまざまざと見せ付けられ、また橋下徹のような首長に国の行政の怠慢さについて直接お説教を受けることになる。警察庁では官僚といえども警察学校で根性を叩き直され、さらに現場勤務も長いため、年長のデカに舐められないように必死だ。官僚がそうそう甘い蜜を吸えると思ったら大間違いである。……財務省を除いては。そう、財務省だけは、若いうちから金の力にものを言わせて、偉い人を顎で使えるのである。財務省の官僚がどういう性格になるかは想像に難くない。

性癖

大体において、エリートは変態的な性欲がある。象徴的なのは天才サラリーマンにして稀代のプレーボーイ、島耕作であろう。財務省も超エリートであることはさきに述べたとおりである。

財務省官僚の変態性欲を如実に示した事件が、有名なノーパンしゃぶしゃぶ接待である。当然ながら旧大蔵省側が接待される立場であり、旧大蔵省の官僚が銀行関係者に要求していたのである。ノーパンしゃぶしゃぶの専門店の上得意に、旧大蔵省の事務次官(官僚のトップ)経験者が4人も含まれていたというから、旧大蔵省では変態でないと出世もできなかったに違いない。

財務省官僚恋愛結婚対象としてどうか

親としては、娘の恋愛結婚相手として財務省官僚をこう評するだろう

当の娘は、自分の恋愛結婚相手として財務省官僚をこう評するだろう

事実、合コンしたい相手ランキングでは常に上位に位置し、かつ二度と合コンしたくない相手ランキングでは不動の一位である。

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Last-modified: 2019-10-28 (月) 12:42:46