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格差社会†
格差社会(かくさしゃかい)とは、IMFと世界銀行が推し進めている、世界中の国々に存在している不条理な社会形態のことである。格差社会を克服した国は今のところ一つもない。
原始社会では全くと言っていいほど格差は存在していなかったが、人類の文明が発達するに従って格差が発生するようになった。初期の格差社会は、人口の約1%にあたる貴族が上流階級を形成し、その他の平民を支配するという極端なピラミッド型構造をしていた。その後、平民の中のブルジョワジーと呼ばれる連中が勢力を伸ばし市民革命を行ったため、貴族によるピラミッド型の支配はなくなった。
ところが産業革命の発生によって調子に乗ったブルジョワジー(資本家)が上流階級を形成し、非ブルジョワジー(労働者)を支配する構造が誕生した。その後、そのような構造を破壊しようとする運動(社会主義)も生じたが、格差社会を崩壊させるには至らなかった。20世紀になると、資本家と労働者との間にホワイトカラーなる勢力が生まれ、中流階級の概念が生まれた。こうして、資本主義と社会主義という2つの格差社会が生まれ、現在に至る。
上の上
- かつての貴族型格差社会のなごりとして、現代日本の格差社会の頂点に君臨するのが、さる高貴なお方であることは言うまでもない。その次に天皇や皇族が続く。
上の中
- 日本の名立たる大企業のトップとして君臨し、日本を牽引する立場にある大資本家。または、何代にもわたって日本の中枢で活動を続ける大政治家。
上の下
- IT産業などの分野で突如として上流に成り上がった若手経営者。別名、ヒルズ族。「上の中」すら上回る莫大な財産を持っている場合もあるが、それでも所詮はついこの間まで平民だった身分なので、「上の中」のお仲間にはなかなか入れてもらえないのが格差社会が格差社会たる所以である。また、ホリエモンなどのように一歩間違えれば「下の下」に転落する危険性もある。調子に乗って都心部の高層マンション、いわゆる億ションに居住するのが特徴。
中の上
- 郊外に一軒家を構える家庭。家の中には中途半端に高価な調度品が置かれ、読書・犬(雑種は除く)の散歩・ガーデニング・クラシック音楽鑑賞などを趣味としているが、本当に好きでやっている趣味ではないため、それらについての知識も中途半端である。スローフード・自然食品などにも関心があるが、興味があるわけではないので詳しいわけではない。自分は教養が高いと信じているが実は付け焼き刃、子どもの教育にも熱心であるがそれは自分の見栄のため。また、このランクにと同程度の収入があってもそれが共稼ぎによるものである場合は「中の中」に分類される。
中の中
- 最も平均的なサラリーマンの家庭。居住地はマンションか都心部の古い一軒家。週末によく行くのはファミリーレストラン・ジャスコ・回転寿司・ユニクロ・通信販売・ヤマダ電機が大好きでよく利用する。また、量販店やネット通信販売等のポイントへの執着心が強く、買い物をお得に済ませることで幸せを噛み締める傾向がある。
中の下
- 「中の中」「中の上」の家庭の子供のうち、独立して一人暮らしをしている者。100円ショップ・ドンキホーテ・コンビニエンスストアが大好きで毎日のように利用する。風呂に毎日入る、伸びた爪を切る、毎日歯を磨くなどの基本的生活習慣が身についていないのに、生活を犠牲にしてまでブランド物を身につけたがる傾向がある。
下の上
- 比較的低収入の労働者の家庭。このランクになると世帯主の高卒率が大卒率を逆転する。居住地は木造アパートか団地。家はあまり掃除が行き届いておらず、調度品が小学校の工作だったりする。マクドナルド・カップラーメンなど不健康な食べ物が大好き、または経済的な理由でそれらを食さざるを得ない。パチンコなどのギャンブルも大好き。基本的に増えることが望ましくない層ではあるが、男女が無料で手軽にできる娯楽を好むことから、繁殖能力はゴキブリ並。子供に難読な命名をすることを好み、そのときに一生分の脳みそを使い切ってしまう。離婚率が高く、その後双方ともに「下の中」「下の下」へ順当にランクダウンしていく傾向が強い。
下の中
- 「下の上」より過酷な状況下で生きる者。別名、ワーキングプア。一部の年金生活者や日雇い労働者も含まれる。生きる希望を無くして自殺する者もいるとか。コンビニ弁当を2回に分けて食べるなどして貯めた貴重なお金をパチンコや競馬、酒につぎ込んでしまう中毒症状を発症していることが多い。
下の下
最下
''上流階級7'
- アメリカンドリームを実現させ、莫大な富を築いた人々。人口のわずか0.00000001%しかいない。つまりはビル・ゲイツとウォーレン・バフェットとチャールズ・コーク、デイビッド・コークという僅か4人。コーク兄弟が政治をカネで買うのは日常である。
中流階級
- 黒人だらけで治安が悪い都心部から逃げ出し、郊外に一軒家を構えている白人。
下流階級
- 都心部のスラムに居住する黒人やヒスパニックなどの移民、もしくは郊外に行きたくても家を買う金のない貧乏な白人。
インド†
世界的に見ても極めて厳しい格差社会がある。詳しいことはカーストの項を参考にすべし。
社会主義国では格差社会は存在しないことになっているが、それは建前であり、実際には資本主義国よりひどい格差社会が存在する。
上流階級
- かつては中国共産党幹部のみがこの階級に属していたが、近年は社会主義国なのに何故か一部資本家もこの階級に属するようになった。外国産の安全な食品が好物。
下流階級
- 中国の一般的な家庭。地方や農村では、都心部に出稼ぎに行く人もいる。メタミドホス入り野菜・段ボール肉まんなどの劣悪な食品を、洗剤で洗って食べることを余儀なくされている。
超下流階級
超上流階級(核心階層)
中流階級(核心階層)
超超下流階級(動揺分子、敵対分子)
実は上の二つよりも酷いのだが、批判するとプーチンn
格差社会を克服する方法†
社会主義
- もしあなたに勇気と気力があるのなら、社会主義を使ってこの社会を変えてみるのも良いであろう。それは果てしない道のりになるだろうが、あなたなら出来ると、一応言っておくが、どうなっても私は知らない。ちなみに、社会主義を使って格差を克服した国家としてはニカラグアが挙げられる。具体的には、上も下もみんな貧乏になった。
戦争
- これは格差をなくす一番手っ取り早い方法である。戦争が起きれば、格差社会の構造自体が破壊される可能性がある。さらに戦争が悪化し徴兵制になれば、建前上上流も下流も関係なく戦場に送り出されるので、ある意味平等である。ちなみに昨今の3世政治家・高級官僚の祖父たちは、戦時中も大臣や将官として本国で指揮を執っていたそうだ。
災害
- 大地震や洪水、日本沈没のような大災害が発生すれば、社会はたちまちカオスとなり、あらゆる格差は意味をなさなくなるかもしれない。ただし、アメリカにハリケーンカトリーナが襲来した時、死亡したのは皆貧乏な黒人だったそうだ。
アナキズム
- 世界中のあらゆる政府・大企業・団体を破壊し、個人が完全に自己責任で生きる社会を作ったらどうか。まさに「万人の万人に対する闘争」の状態を作り出せば、貨幣や社会的地位が意味を成さなくなり、ある意味平等が実現されるであろう。その代り、あなたの身の安全は保障できないが。
格差社会の利点†
地球温暖化の抑制†
「ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てば、この惑星はどうなるのでしょうか。」
~ 格差社会 について、ホセ・ムヒカ ウルグアイ大統領
みんなが平等にゆたかな社会では、みんな大型SUVやら大型ミニバンやら大排気量スポーツカーを買って乗ることができる。しかし格差が進んだ社会であれば、そのような環境破壊車に乗れるのはごくごく一部の富裕層のみになり、大多数の貧民たちは軽自動車やスクーター、自転車にしか乗れなくなる。一方富裕層は一人で数十台のフェラーリやランボルギーニを買うかもしれないが、一人で二台の車に同時に乗ることはできず、結果として排出される二酸化炭素はそれほどでもない。そもそも富裕層がみんなスーパーカーに乗るわけではない。金が金を生む資本主義社会で、金を使うのは実にもったいないことである。3000万円の車を買うということは、3000万円を投資して儲ける権利を失うことに等しいのだ。かくして富裕層はLOHAS生活を送り、貧民たちもまた強制LOHAS生活を送るというわけである。地球万歳!
関連項目†
- 格差社会是正政策
- デフレスパイラル
- フライドポテトの格差問題
- 階級闘争