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文科省に“圧力”赤池誠章 ちびまる子ちゃん映画にも難癖

安倍晋三チルドレン」にとって、省庁への“圧力”は当たり前らしい。名古屋市立中で行われた前川喜平の授業をめぐって、文科省に“圧力”をかけていた赤池誠章。実は、過去にも文科省“圧力”をかけていたことが分かった。

赤池誠章は2015年12月3日付のブログで、文科省と東宝のタイアップで企画されたアニメ映画「ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」の宣伝ポスターに記された〈友達に国境はな~い!〉との文言に“難癖”をつけている

赤池誠章は〈このポスターを見て、思わず仰け反りそうになりました〉〈国際社会とは国家間の国益を巡る戦いの場であり、地球市民、世界市民のコスモポリタンでは通用しないと機会あるごとに言ってきたのに…〉と嘆き、〈国家意識なき教育行政を執行させられたら、日本という国家はなくなってしまいます〉と問題視。

よほど気に入らなかったのか〈文科省の担当課には、猛省を促しました〉と、“圧力”をかけたことを得意げに語っているのだ。

文科省は、東宝とタイアップした理由として、公式ホームページで〈国際理解の魅力・大切さを伝える〉などとしている。

2018年3月23日の衆院厚生労働委員会で、希望の党・柚木道義に「この企画に何か問題点があるか」と問われた丹羽秀樹も、「特に問題はない」と答弁。赤池誠章の指摘はどう見たって“難癖”だ。

「『友達に国境はない』に問題がないのは明らかで、むしろ素晴らしいフレーズだと思います。赤池誠章は、前川喜平の授業について文科省に照会していたことを問題視された際、『これが圧力になるなら、国会議員は仕事ができなくなる』と言っていました。省庁への介入が、不当な圧力につながるという自覚がないのかもしれません。教育基本法の趣旨に照らしても、こういった行為は不適切であると指摘せざるを得ません」(柚木道義)

赤池誠章事務所に見解を求めると、「厚労委でどのような質問があったのか確認した上で、今後、公式見解を示すか否か検討する」と返答。いちいち見解を出していたらキリがないということか。


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