#author("2018-05-09T11:24:28+09:00","","")

#author("2018-05-09T17:17:54+09:00","","")

[[ニュース]]

*しがみつく[[安倍晋三]] 未だに「3選」「改憲」など寝言の仰天 [#kc61ea43]
**自分の愚かさと惨めさに気づかない[[安倍晋三]]を頂く[[国民]]の最大の不幸 [#q6685b27]

**[[自分]]の愚かさと惨めさに気づかない[[安倍晋三]]を頂く[[国民]]の最大の[[不幸]] [#q6685b27]

https://c799eb2b0cad47596bf7b1e050e83426.cdnext.stream.ne.jp/img/article/000/228/483/f347a84b9fb8aac888d5805ef2acfda820180505132226413_262_262.jpg

焦燥感の表れなのだろう。この連休中、[[安倍晋三]]が「総裁3選」への意欲を見せ、「改憲」への執念を示した。どちらも逆風なのは明らかなのに、強がりと寝言の連発には仰天するしかない。

3選に触れたのは2018年4月29日の[[産経新聞]]のインタビュー。2018年9月の[[自民党]]総裁選について「[[国会]]閉会後に判断する」と答え、<会期延長がなければ6月20日の[[国会]]閉会後に出馬表明する考えを示した>という。もっとも、応援団メディアがこのタイミングで既定路線のはずの“総裁選出馬”をわざわざ報じたことは、むしろ[[安倍晋三]]の苦境を物語っているのだが、とにかくインタビューの中身は、勘違いな手前味噌のオンパレードだった。

「[[北朝鮮]]に対して圧力を最大限まで高めていくと申し上げました。(中略)その結果として平昌五輪を契機に[[北朝鮮]]が話し合いを求めてきた。まさに[[日本]]が国際社会をリードしてきた成果ではないですか。決して[[日本]]が蚊帳の外に置かれていることはありません」

「先日訪米し、[[ドナルド・トランプ]]と2日間にわたり11時間以上、時をともにすることができました。いかに日米の絆が強固なものであるかを示せたのではないでしょうか」

[[日本]]が国際社会をリード?日米の絆が強固?ただ時間が長けりゃいいのか?マトモな[[国民]]なら、ちょっと笑ってしまう。

高千穂大教授の五野井郁夫(国際政治学)がこう言う。

「[[北朝鮮]]に対し『圧力一辺倒』だった[[安倍晋三]]は、対話も選択肢にしてきた[[世界]]の国々から、『水を差すな』と煙たがられてきた存在。それなのに、『[[日本]]が国際社会をリードしてきた』と自分の成果のように言うのには呆れました。盗っ人猛々しい。

外交で成果と言うのなら、[[北朝鮮]]から拉致被害者を返してもらってから言って欲しい。対[[米国]]でも、鉄鋼やアルミニウムへの関税除外やTPP復帰を勝ち取ってからだし、対[[ロシア]]でも北方領土を返してもらってこそ成果でしょう。[[国民]]の多くが海外メディアに触れられないのをいいことに、親[[安倍晋三]]メディアが[[安倍晋三]]の口先だけの『やってる感』を大本営発表のまま喧伝してきたから、“外交の[[安倍晋三]]”などと威張っていられたのです」

「蚊帳の外」という批判にムキになるのも、[[子供]]っぽい[[安倍晋三]]の性格がよく出ている。外遊先の[[ロシア]]で同行記者に総裁選対応について問われた[[自民党]]の[[二階俊博]]が、「([[安倍晋三]]の)3選支持は1ミリたりとも変わっていない」とヨイショし、「立派な外交実績を上げている」と持ち上げていたが、褒め殺しにしか聞こえない。

**「いよいよ憲法改正に取り組む時」にア然 [#b3dcb81f]
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改憲についても[[安倍晋三]]は、「議論が深まってきた」という驚くべき認識らしい。訪問先のヨルダンで記者団にそう強調し、2018年5月3日の憲法記念日に改憲派集会へ寄せたビデオメッセージでも、「この1年間で憲法改正の議論は大いに活性化し、具体化した」「いよいよ私たちが憲法改正に取り組む時が来た」と誇らしげに語っていた。

[[安倍晋三]]が「[[自衛隊]]を憲法9条に明記」する加憲論を唱え、「2020年に新憲法を施行」とブチ上げたのは、2017年の憲法記念日。今回と同じ改憲派集会へ送ったメッセージだった。あれから1年。改憲機運はむしろしぼんでいる。

確かに[[自民党]]内ではが押し付けた通りに、9条に[[自衛隊]]明記を含めた改憲4項目がまとまった。が、[[内閣]]支持率が3割を割り込む中、「改憲どころではない」という空気が党内に充満している。モリカケ問題や[[防衛省]]の日報[[隠蔽]]、財務次官の[[セクハラ]]と不祥事続発で、[[国会]]の憲法審査会の議論も一切進んでいない。

もともと改憲に慎重な[[公明党]]は、山口が2018年5月2日、「[[日本国憲法]]の歴史の下で、これまで改正を一度も行っていない」と改憲に否定的な姿勢を街頭演説で見せるような状況なのだ。

肝心の[[国民]]も全く盛り上がっていない。[[朝日新聞]]の世論調査では、「[[安倍晋三]]政権の下での憲法改正」に反対が58%(2017年は50%)、賛成は30%(同38%)で、反対が上回っているだけでなく、2017年より増えている。[[安倍晋三]]に対する[[国民]]不信がこれだけ高まっているというのに、「いよいよ改憲に取り組む時」とは、[[バカ]]も休み休み言ってくれ、である。

政治評論家の野上忠興もこう言う。

「[[安倍晋三]]の描いていた改憲に向けての『工程表』が完全に狂ってしまい、今は悔しくて仕方ないんじゃないですか。それを隠すため、強がりを言っているように思います。2017年の今ごろは、[[安倍晋三]]1強の下、すべて思い通りと、いい気分だったことでしょう。2017年のうちに[[自民党]]改憲案をまとめ上げ、今年中に[[国会]]で発議し、2018年の参院選とダブルで[[国民]]投票というスケジュールを想定していたわけですが、全部パー。さぞかし無念でしょう。一寸先は闇ですよ」

**折れた「3本の矢」をいまだアピールする鉄面皮 [#i4028d7c]
事態が逆回転しているのは[[安倍晋三]]だって分かっているはずだ。それでも改憲への意欲を見せ続けるのは、そうしなければ支持者の右派をつなぎ留められず、赤信号がともっている総裁3選への望みもついえてしまうからだ。

何のために、3選を目指すのかと問われれば、[[安倍晋三]]は「[[自民党]]の党是である憲法改正を実現するため」と言うしかない。2期までだった党の総裁選規程を変えてまで、トップの座に居座り続けるには、それなりの理由が必要で、改憲を主張し続けるしかないのだ。

加えて、モリカケで露呈したように、私利私欲にまみれた[[安倍晋三]]のこと。改憲は自己満足のためでもある。

「改憲は[[安倍晋三]]にとって『レガシー』づくり。9条でも、他の条文でも何でも、[[憲法]]を変えられればいいというのがホンネです。実際、解釈改憲で[[米国]]が望んでいた集団的自衛権の行使は可能になっているので、9条を変える必要性はないのですからね。『[[憲法]]を変えた総理』として[[歴史]]に名を残すべく執着してきたものの、それが無理になって、3選の目もなくなり、本当に惨めなものです。それでも自転車をこぐのをやめたら倒れてしまうから、パンク寸前でも必死にこぎ続けているという状態。哀れです」(野上忠興)

[[安倍晋三]]は前述の産経インタビューで、「経済政策『三本の矢』を継続的に進めてきた結果、昨年のGDPは過去最高となった。雇用も250万人増え、[[正社員]]の有効求人倍率も初めて1倍を超え、『[[人生]]100年時代』に備えていくことができるようになった」と毎度のセリフで5年半の政権運営を自画自賛していた。

折れてしまった「3本の矢」をいまだアピールする厚顔。それしか訴えるものがない愚かさ。[[国民]]の支持を失い、哀愁さえ漂うまでに落ちたら、最後は誠意を見せて、自ら辞するのが権力者の矜持ではないのか。しかし[[安倍晋三]]は、自分が笑いものになっていることに気づいていない。

政治評論家の森田実が言う。

「今の[[安倍晋三]]に対する世論は、薄い表面は熱く煮えたぎっていても、その下の大部分は冷えきっている風呂のようなもの。一部の右派の支持者は応援しても、多くは[[安倍晋三]]を信用していません。[[嘘]]つきでごまかしばかりのうえ、[[官僚]]を腐敗させた[[安倍晋三]]に、むしろ嫌悪感でいっぱい。ところが権力者は長く居座るほど、[[国民]]と遊離していき、[[国民]]の心が分からなくなるものなのです」

無意味な中東訪問から戻った[[安倍晋三]]は、その足で山梨の別荘へ逃げ込み、4日は大学時代の友人とゴルフで息抜きをした。「調子はいいですよ」と記者団に笑顔を見せたらしいが、[[日本]]が[[世界]]から置いてきぼりにされているというのに、いい気なもんである。こんな鉄面皮首相を頂く[[国民]]は不幸というしかない。

無意味な中東訪問から戻った[[安倍晋三]]は、その足で山梨の別荘へ逃げ込み、4日は大学時代の[[友人]]とゴルフで息抜きをした。「調子はいいですよ」と記者団に笑顔を見せたらしいが、[[日本]]が[[世界]]から置いてきぼりにされているというのに、いい気なもんである。こんな鉄面皮首相を頂く[[国民]]は[[不幸]]というしかない。


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