#author("2018-04-29T14:34:11+09:00","","")

#author("2018-05-04T16:24:13+09:00","","")

[[ニュース]]

*[[麻生太郎]]妄言でまた墓穴 反省ゼロ政権に森友疑獄の無間地獄 [#ue972ece]
https://c799eb2b0cad47596bf7b1e050e83426.cdnext.stream.ne.jp/img/article/000/226/259/2c7556030cc94d68fdba640804c8e9db20180331155009460_262_262.jpg

国民の意識と乖離した[[麻生太郎]]の妄言にはア然だ。2018年3月29日に参院の財政金融委員会で「森友の方がTPP11より重大だと考えているのが[[日本]]の新聞のレベル」と言い放った一件だが、2018年3月30日も立憲[[民主党]]の枝野が、「自分の役所でとんでもない不祥事が起きたという当事者意識を全く欠いた暴言。国民のためにさっさと地位を引かれるべきだ」と辞任を求め、批判した。

[[国民]]の意識と乖離した[[麻生太郎]]の妄言にはア然だ。2018年3月29日に参院の財政金融委員会で「森友の方がTPP11より重大だと考えているのが[[日本]]の[[新聞]]のレベル」と言い放った一件だが、2018年3月30日も立憲[[民主党]]の枝野が、「自分の役所でとんでもない不祥事が起きたという当事者意識を全く欠いた暴言。[[国民]]のためにさっさと地位を引かれるべきだ」と辞任を求め、批判した。


野党の怒りはその通りで、「訴追の恐れ」を連発して森友文書[[改ざん]]に関するほとんどの証言を拒否しながら、一方で「[[安倍晋三]]夫妻の関与はない」と断じた[[佐川宣寿]]の喚問によって、逆に国民は[[安倍晋三]]夫妻に対する疑惑を深めている。[[森友問題]]や[[佐川宣寿]]証言を[[メディア]]が大きく取り上げるのは当然のことである。

野党の怒りはその通りで、「訴追の恐れ」を連発して森友文書[[改ざん]]に関するほとんどの証言を拒否しながら、一方で「[[安倍晋三]]夫妻の関与はない」と断じた[[佐川宣寿]]の喚問によって、逆に[[国民]]は[[安倍晋三]]夫妻に対する疑惑を深めている。[[森友問題]]や[[佐川宣寿]]証言を[[メディア]]が大きく取り上げるのは当然のことである。


そのうえ、[[麻生太郎]]の発言は間違いだらけ。TPP11はまだ締結されていないし、茂木が往復した署名式の場所はペルーじゃなくてチリだ。新聞はどこもきちんと詳報していた。

2018年3月30日の同委員会でこうした事実誤認について指摘されると、[[麻生太郎]]は「森友と比較したのがよろしくないという点については反省する」とは言ったが、「TPPは1面トップになる記事だ」と減らず口を叩き、記者会見では「その程度の扱いなのかね」とネチネチ。揚げ句には「新聞を努めて読まないようにしているから詳しくないが」とまで言ってのけたのだ。

**森友記事を小さくさせるための圧力 [#jba7f12c]
「未曽有」を「みぞゆう」と誤読した漢字の読めない大臣だから、「低レベル」は今に始まった話ではないが、今回の一件はただの“お[[バカ]]”発言では片づけられない。森友文書の開示請求などでこの問題を追及してきた神戸学院大教授の上脇博之はこう言う。

「[[麻生太郎]]の発言の問題点は2つある。TPP11の開催場所を間違えたり、締結済みと事実に反することを言っているのは、現実が分かっていないということで、それだけでも大臣失格です。もうひとつは、あの発言が[[マスコミ]]に対する事実上の圧力なのではないかということ。こちらの方が重大です。[[麻生太郎]]が本当に新聞も見ずに発言しているとは思えません。[[報道]]されているのを知った上で、[[森友問題]]の方がTPPより大きく扱われていることを批判している。つまり、[[森友問題]]の記事をできるだけ小さくさせるための発言なのでしょう。[[加計学園問題]]でもありましたよね。国会で参考人として立った元愛媛県知事の加戸の発言の扱いが小さいと、[[安倍晋三]]が散々、[[マスコミ]]に文句を言った。彼らの思考は、[[マスコミ]]に有利な[[報道]]や少なくともマイナスにならない[[報道]]をさせて、[[自分]]たちに都合のいい世論を形成していくというもの。[[マスコミ]]も世論もコントロールできると思っているのです」

**[[民主主義]]などくそくらえという[[独裁者]]の感覚 [#q5d58ffb]
そうなのだ。この期に及んでのオレ様気取り。[[安倍晋三]]も[[麻生太郎]]も自分たちが一番偉いと思って、ハナから野党や[[メディア]]を[[バカ]]にしてきたのである。

[[国会]]では[[民主党]]政権時代のことにまで遡って、野党の揚げ足取りをしたり、野党の追及を''ヘラヘラ笑って聞き捨てたり''。[[森友問題]]では最初に国有地売却の不透明さを報じた[[朝日新聞]]を悪者にして、「裏を取らずに報道した」「[[朝日>朝日新聞]]らしい惨めな言い訳」と異常なほどの猛攻撃。政権にケチをつける[[メディア]]なんて要らないし、大本営発表をただ垂れ流すだけでいいと思っているのだろう。

言論の自由や民主主義なんてくそくらえ、という独裁者の感覚だ。それが[[安倍晋三]]政権の本質であり、トップがそうだから末端の[[安倍晋三]]チルドレンまで同じ傲慢さが染み渡っている。

「だから、まっとうに説明責任を果たす内閣じゃないんですよ」と前出の上脇博之は言ったが、[[麻生太郎]]の妄言で、国民は悪辣な欺瞞政権の正体をあらためて思い知ったことだろう。

「だから、まっとうに説明責任を果たす[[内閣]]じゃないんですよ」と前出の上脇博之は言ったが、[[麻生太郎]]の妄言で、[[国民]]は悪辣な欺瞞政権の正体をあらためて思い知ったことだろう。


**「膿を出す」と言った[[安倍晋三]]よ、自分こそが膿だ [#ia52bb1a]
https://c799eb2b0cad47596bf7b1e050e83426.cdnext.stream.ne.jp/img/article/000/226/259/93c9966994d7180bcd22c6d17fd4192420180331155009543_262_262.jpg

「疑惑にフタ」の悪あがきが国民に見透かされているのだから、どんなに幕引きを図ろうと、[[森友問題]]は終わらない。

「疑惑にフタ」の悪あがきが[[国民]]に見透かされているのだから、どんなに幕引きを図ろうと、[[森友問題]]は終わらない。


「なぜ財務[[官僚]]が犯罪に問われかねない決裁文書[[改ざん]]にまで手を染めたのか」という理由が明らかにならない限り、[[安倍晋三]]政権は無間地獄だ。

法律のプロは[[佐川宣寿]]喚問で隠れた落とし穴が見えたと言う。弁護士の大前治は「現代ビジネス」の寄稿で、〈なかったという「悪魔の証明」を自信満々にやって窮地に陥った〉と指摘している。不存在を証明する「悪魔の証明」では、全ての存在事実を調査し尽くさなければならないが、「官邸からの指示はなかった」と言い切った[[佐川宣寿]]は、その理由を「私に報告がなかった」からだとした。それでは全ての存在事実を調査し尽くしたことにならず、〈[[佐川宣寿]]証言は根底から信用できなくなってしまう〉というのだ。

[[佐川宣寿]]証言の矛盾は歴然。そもそも[[安倍昭恵]]付のノンキャリ職員が[[財務省]]の国有財産審理室長にファクスで問い合わせしている時点で、「関与はあった」と誰もが思っている。

上智大教授の中野晃一(政治学)はこう言う。

「納得している国民はひとりもいないでしょう。[[安倍晋三]]は証人喚問前日、『膿を出し切る』と言いました。しかし、[[佐川宣寿]]の喚問では何も出てこなかった。膿は出し切っていないのです。それなのに『[[自分>安倍晋三]]や[[安倍昭恵]]が関わっていなかったからよかった』と今は大威張り。どう考えてもおかしいですよね。[[麻生太郎]]が『[[佐川宣寿]]』と呼び捨てにして批判されましたが、その[[佐川宣寿]]も証人喚問で国有財産審理室長の田村のことを『田村』と呼び捨てにして、後から思い出したように『田村室長が』と言い直していました。責任を下へ下へと押し付ける。トップの[[安倍晋三]]がそういう体質なので、政権全体に蔓延しているのでしょう。[[安倍晋三]]の他人事のような『膿を出す』というセリフに対しては、多くが''『おまえが膿だろ』''と思っていますよ」

「納得している[[国民]]はひとりもいないでしょう。[[安倍晋三]]は証人喚問前日、『膿を出し切る』と言いました。しかし、[[佐川宣寿]]の喚問では何も出てこなかった。膿は出し切っていないのです。それなのに『[[自分>安倍晋三]]や[[安倍昭恵]]が関わっていなかったからよかった』と今は大威張り。どう考えてもおかしいですよね。[[麻生太郎]]が『[[佐川宣寿]]』と呼び捨てにして批判されましたが、その[[佐川宣寿]]も証人喚問で国有財産審理室長の田村のことを『田村』と呼び捨てにして、後から思い出したように『田村室長が』と言い直していました。[[責任]]を下へ下へと押し付ける。トップの[[安倍晋三]]がそういう体質なので、政権全体に蔓延しているのでしょう。[[安倍晋三]]の他人事のような『膿を出す』というセリフに対しては、多くが''『おまえが膿だろ』''と思っていますよ」


**独善首相だから外交「置き去り」に気づかない [#h0c5122a]
そんなイカれた政権を[[官僚]]が[[忖度]]し、財界がベッタリ持ち上げるから、イイ気になって、[[安倍晋三]]の盟友である甘利をして「今の外交課題に対応できるのは[[安倍晋三]]しかいない」''などとホザくのである''。[[バカ]]も休み休み言え、だ。[[北朝鮮]]情勢を巡って激動の世界で、気づけば、いまや[[日本]]が完全に「置き去り」なのは明らかだ。

国際ジャーナリストの春名幹男が言う。

「『私は正しい』という[[安倍晋三]]の独善的な性格が、外交でも災いしています。外交では国としての奥深さが必要なのに、[[米国]]一辺倒で[[ドナルド・トランプ]]の話をうのみにしてしまった。その結果、[[北朝鮮]]問題で[[日本]]には情報が全く入らず、蚊帳の外に置かれてしまいました。2018年4月17か18日とされる日米首脳会談も本当にやれるのかどうか。[[ドナルド・トランプ]]が[[日本]]の首相と会っている余裕などあるのでしょうか」

冒頭の[[麻生太郎]]の、TPPと森友の記事を比較した発言は、[[自民党]]内で頻繁に聞かれる「国会が[[森友問題]]ばかりなので外交や内政が停滞する」という不満の表れでもあるのだろう。

しかし、停滞させている張本人は誰だ。[[安倍晋三]]や[[麻生太郎]]の退陣こそがこの国を前に進めることになるのである。

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