安倍晋三は2018年4月25日午前、首相官邸で鈴木宗男と面会し、国会の正常化の見通しが立たない状況を念頭に「あらゆる選択肢、あらゆる行動なども頭に入れながら、とにかく政治の停滞がないようしっかり取り組んでいきたい」と述べた。面会後に鈴木宗男が記者団に明らかにした。
自民党の森山裕は同日、野党が内閣不信任決議案を提出した場合の対応について「出されれば解散も内閣の一つの選択肢だろう」と、衆院解散・総選挙の可能性に言及した。
自民党の二階俊博、公明党の井上義久の会談に同席後、東京都内で記者団に語った。両氏の会談で衆院解散が話題にのぼったわけではないとも説明し、「不信任案の提出は野党の権限。われわれがとやかく申し上げる立場にない」と話した。
一方、会談に同席した公明党の大口善徳は「衆院解散は安倍晋三の専権事項だし、2017年やったばかりだ」と否定的な見方を示した。