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福田の辞任、閣議で承認 退職金の支払いは留保

セクハラ発言を繰り返したと報じられた財務省の福田淳一について、政府は2018年4月24日午前の閣議で辞任を承認した。福田がセクハラをしたかどうかについては調査を続けるとして認定せず、処分は見送った。約5300万円にのぼる退職金の支払いは当面留保し、処分に応じて減額することもあるとした。後任は当面、同省の矢野康治が代行する。

麻生太郎が閣議後の記者会見で明らかにした。福田は2018年4月18日、自身のセクハラ疑惑をめぐる一連の混乱を受け、「職責を全うできない」として辞任を表明し、麻生太郎が辞表を受理していた。テレビ朝日は女性社員が福田からセクハラを受けたと抗議したが、福田はセクハラは否定し、裁判で争う考えを示している。

このため、財務省はテレ朝や福田から聞き取りをして、処分の前提となる事実認定を進める。野党は辞任前に処分するよう求めていただけに、今回の決定で反発が強まりそうだ。

2018年4月12日発売の週刊新潮によると、福田は女性記者に飲食店で「触っていい?」などとセクハラ発言を繰り返したという。


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