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「週休7日が幸せなのか」過労死遺族にワタミ創業者の渡辺美樹発言、抗議に謝罪

自民党の渡辺美樹が2018年3月13日に実施された参院予算委員会の公聴会で、公述人として過労死防止を訴えた過労死遺族に「お話を聞いていると、週休7日が人間にとって幸せなのかと聞こえる」と発言、遺族側が2018年3月16日、渡辺と面会して抗議し発言の撤回を求めた。渡辺美樹は「不適切だった」と謝罪したという。

渡辺美樹が創業した外食チェーン大手ワタミでは平成20年、当時26歳の女性社員が過労自殺、過酷な労働実態に「ブラック企業」との批判が集まった。公聴会で意見を述べた東京過労死を考える家族の会の中原のり子は「遺族への無理解だ。渡辺美樹を公聴会の質疑者とした自民党の意図に疑問を感じる」と強調した。

公聴会では、小児科医だった夫を2011年に過労自殺で亡くした中原の意見を受け、渡辺美樹が発言。「過労死のない社会を実現したい」としつつ「国会の議論を聞いていると、働くことが悪いことであるかのような議論に聞こえてくる」とも述べ、中原らに働くことへの考え方を尋ねた。


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Last-modified: 2019-10-28 (月) 12:22:46