コンサバ

コンサバ conservative†

「コンサバティブ（conservative）」の略であり、保守的な思想や考え方、スタイルなどを指す表現。

英語のconservativeは、動詞conserve（保存する）に接尾辞の-ativeがついた形容詞である。「保守的な」または「保守主義の」という意味を示す。名詞でもあり、名詞では「保守的な人」や「伝統主義者」という意味がある。

ビジネスにおいて、コンサバは「控えめな」「無難な」というニュアンスになる。

というように「無難な提案」や「控えめな人」という意味で使われる。「保守的」という意味があるため、ビジネスではいい意味で使われない。

「コンサバ」は、ビジネスのほかに、政治・医療・ファッションの分野で使われていて、意味や表現が異なる。

政治でのコンサバは「保守主義」という意味である。従来からの伝統・制度・習慣・組織・考え方を尊重し、革命などの改革に反する思想をもつこと。

医療においては、「保存的療法（非手術的療法）」という意味で使われる。外科のように手術をして疾患を治療する医学分野で、手術を行わずに内服薬などをしようして治療を行おうとする考えを「コンサバ」という。

ファッションの分野では、「コンサバファッション」などのファッション用語として使われている。女性の「コンサバファッション」は、「エレガントで控えめな服装」を示し、男性では「知性を感じる品格のある服装」のことを指す。

このような例文が使われる。

類語で「保守派」や「保守主義者」がある。保守的・右派的な政治思想が強い勢力や人物のことである。

「コンサバティブ」の対義語として、「プログレッシブ（進歩的な、革新的な、進歩主義な）」が挙げられる。ファッション分野においての対義語では、「アバンギャルド（前衛的な）」や「コンテンポラリー（現代的な）」などが挙げられる。