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ネットリテラシー

【ネットリテラシー】とは、和製英語「インターネットリテラシー」の略語である。インターネットの常識を持ち、ネット上で得た情報を正しく理解・取捨選択し、活用する事が出来る能力。

インターネットリテラシー

英単語の「literacy」とは「識字能力」を意味する言葉であり、読み書きの基本的な力を表していたものであるが、特に日本ではそこから派生して「物事を正しく認識できる能力」としての意味で使われることが多く「識字率」の意味で「リテラシー」の単語が使われる事は少ない。

海外でも「Net-Literacy」という単語自体は存在するが、上記の理由により使われ方が少し異なる。

「○○に関する正しい使用法やマナー」を表す言葉として「メディアリテラシー」や「情報リテラシー」などの言葉があり、その中の一つとして「ネットリテラシー」がある。ネットリテラシーとは文字通り「インターネット上における正しい利用法、活用能力」を表す言葉であり、インターネットの広まりに合わせて発生した言葉である。

具体的にどのような能力のことを示すのかといえば、例えば「ネットを利用して自分の欲する情報を得ることのできる能力」や「その情報が正しいものであるかを判断できる能力」、「ネット絡みのトラブルに巻き込まれないための自衛能力」などが挙げられる。

ネット利用者なら少なからず認識しているだろうが、インターネット上には危険やが付き物である。として楽しむような場では問題ないが、そうではないところではこういったネットリテラシーが必要不可欠である。2chなどの匿名掲示板ブログTwitterなどの書き込みに安易に左右される人が増えている、ネット世界に依存している人が増えているといわれる中、自らの身を守る上でも今一度自身のネットリテラシーを見つめ返すことも大事かもしれない。

実際にあった例では、なんJ民がネット右翼を騙す為に李田所という在日韓国人が在特会に暴行されたというデマを流したことがあった。知っている人にはおかしなデマでしかないのだが釣られた者もかなりいた、という事例があった。

ニコニコ大百科を始め、ニコニコ動画を主とするニコニコ関連サービスでも同様である。それらでは一般のユーザーが自由に書き込みできるため、企業広告やマスメディア情報だけではわからないさまざまな情報を入手することができるが、書き込まれた情報が正しいかどうかの保証はされてはいない。よってネット上の情報だけでなく、信頼できる筆者の署名記事や、友人、知人、家族などの意見、当事者の生の声などの複数の情報を総合して判断することが大切である。

関連項目


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Last-modified: 2019-10-29 (火) 00:28:39