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今井直哉こそ改ざん問題で喚問すべきキーマン

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闇が深い森友学園への国有地売却をめぐる決裁文書の改ざん問題。

国税庁の佐川宣寿の証人喚問が2018年3月27日にあるが、真に喚問すべきキーパーソンは他にいる。

「恐らく、全容を知っているのは政務の安倍晋三秘書官を務める今井尚哉だろうね」(自民党ベテラン議員)

安倍晋三の信頼が厚く、官邸を取り仕切って“陰の総理”とも呼ばれる今井。佐川宣寿とは、省を超えて親しい同期入省組でもある。

「官邸関係者に聞いたのですが、森友問題は政務案件なので、今井と佐川宣寿が国会答弁をすり合わせていたはずだという。場合によっては、官邸内で安倍晋三も同席して行われたといいます。改ざんについても何か知っている可能性が高い。国有地売買の経緯でも、今井の関与が感じられる。安倍昭恵付だった谷査恵子の上司が今井なのです。真相究明には、今井の証人喚問が不可欠でしょう」

谷は、1998年にノンキャリアとして経産省に入省。2013年から2015年末までの3年間、「内閣総理大臣夫人付」として安倍昭恵の“秘書役”を務めたが、昨年の国会で森友疑惑がはじけると、在イタリア日本大使館の1等書記官に異動してしまった。

2015年、森友学園の籠池泰典安倍昭恵の留守番電話に国有地取引に関するメッセージを残したところ、谷から電話があり、要望を書面で送るよう言われたという。籠池泰典が払い下げに関する要望を書いた手紙を送ると、谷がファクスで回答してきた。そのファクスが、昨年の証人喚問で示されたものだ。〈財務省本省に問い合わせた〉〈予算措置を行う方向で調整中〉〈安倍昭恵にもすでに報告している〉などと書かれていた。

「谷が財務省国有財産審理室の田村に問い合わせて回答をもらったと書いてありましたが、霞が関の常識からいって、ノンキャリの谷査恵子が格上の室長に直接問い合わせるなんてあり得ない。谷査恵子の上司にあたる今井の力が働いていると考えるのが普通です」(経産省関係者)

今井も谷査恵子も公務員だから、証人喚問に支障はなかろう。

安倍昭恵と常に行動を共にしていた谷査恵子は、森友学園での講演にも同行している。安倍昭恵が本当に100万円を寄付したのかどうかも、谷査恵子なら知っているはずだ。


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Last-modified: 2018-03-23 (金) 13:39:48