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国会で異様な慌てぶり 太田充が隠した秘密会議同席

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異常なまでの“逃げの答弁”だった。財務省の森友文書改ざんについて、国会で批判の矢面に立つ太田充が、問題のカギとなる“秘密会議”に出席していたことが発覚した。

会議が開かれたのは、朝日新聞が最初に森友問題を報じてから約2週間後の2017年2月22日。当時の佐川宣寿が菅と面会し、財務省側が報道後初めて森友問題の詳細を説明した場だった。

2018年4月4日のNHK報道によると、会議の2日前には、国有地値引きの根拠である地中ゴミの撤去工事を巡り、理財局職員が森友側に口裏合わせのウソをつくよう求めていた疑いも浮上。2017年2月下旬に財務省改ざんに手を染め出す頃に開かれた会議で一体、何が話し合われたのか。

文書改ざんの“主犯”のような動揺

2018年4月3日の衆院財務金融委員会で答弁に立った太田充の慌てた様子は、よほど重要なやりとりがあったことをうかがわせる。

立憲民主の川内博史に「誰が同席したのか」と問われると、太田充は妙に焦った様子で「最終的な責任を持って説明したのは理財局長」「出席者を細かく答える必要はない」と繰り返すばかりで、逃げの一手。食い下がる川内に、ようやく「事実関係を確認させて欲しい」と答え、審議は一度打ち切りに。再開後、確認を済ませた太田充は、ため息交じりに「同席者は総務課長と総括審議官」と明かしたのだった。

まるで他人事のように同席者の役職名だけを打ち明けたが、よくよく調べてみると、当時の総括審議官は太田充だ。2015年7月から2年間、職務に就いている。

「総括審議官は、財務省大臣官房で官房長に次ぐ『ナンバー2』。省内のあらゆる案件を把握すべき立場です。佐川宣寿が証人喚問で、前任者から森友案件について引き継がれていなかった旨を証言しましたから、太田充の方が事情に精通しているはずです。安倍昭恵の名前があった改ざん前の文書の存在を知っていた可能性もあり得ます」(野党関係者)

太田充は必死になって“秘密会議”への同席を隠していたわけだ。ひょっとして、改ざんの“主犯”は太田充か。


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Last-modified: 2018-05-01 (火) 19:48:26