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太田局長が白状 森友決裁文書「本省システムに原本保存」

2018年3月15日の参院財政金融委員会で、財務省の役人のウソがまた1つ暴露された。財務省がこれまで「本省には残っていない」と言い張っていた森友決裁文書の改ざん前の原本が、本省の電子決裁システムに保存されていたことが分かったのだ。

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このシステムは中央省庁が採用している文書管理システムで、委員の1人が「この中に書き換えの記録が残っているのでは?」と質問すると、太田充長はシレッとこう答弁した。

「文書を一元的に管理するシステムで、書き換えを行うと、書き換え後の文書とともに書き換え前の文書も保存される。更新履歴をたどれば確認できる。調査の過程でこのことを知った」

その上で、改ざんされた14文書のうち、安倍晋三安倍昭恵や複数の閣僚経験者らの名前が記されていた理財局の「特例承認」に関する書き換え前の原本が見つかったことを認めた。

このシステムを使って精査すれば、ほかにもヤバい文書が出てくる可能性が高い。2018年3月15日の野党による財務省へのヒアリングでは早速、安倍昭恵付だった政府職員の谷査恵子と理財局のやりとりに関する記録を含め、関係する他のデータの提出要求が相次いだ。

本省の局長まで上り詰めたエリート官僚がこのシステムを知らなかったわけがない。聞かれるまでは頬かむりして、聞かれたらあっさりと“白状”するとは、真相解明に協力する意欲が皆無なのは明らかだ。亀のように首をすくめていれば嵐をやり過ごせると思ったら大間違いだ。


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Last-modified: 2018-03-16 (金) 22:54:30