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安倍晋三政権窮地へ意図的に変な答弁では

参院予算委 自民・和田が太田を攻撃

2018年3月19日の参院予算委員会で、自民党の和田政宗が財務省の太田充を攻撃し、太田が気色ばんで反論する場面があった。

太田は文書改ざん問題の担当局長。2018年3月16日の同委では、改ざんの背景に安倍晋三答弁の影響があったかを問われて「政府全体の答弁は気にしていた」と答弁。これは「財務省だけの問題」に議論を封じ込めようとする安倍晋三官邸や与党の筋書きからは外れたものだった。

和田は2018年3月19日の同委で「まさかとは思いますけど、太田は民主党政権時代に野田佳彦の秘書官も務めていて『増税派』だから、アベノミクスをつぶすために、安倍晋三政権をおとしめるために意図的に変な答弁をしているんじゃないですか」と「質問」した。

和田が話す間、太田は頭を激しく振り続け、答弁の際には顔が紅潮して怒りを隠せない様子。「私は公務員として、お仕えした方に一生懸命お仕えすることが仕事なので、それを言われるとさすがにいくらなんでも… そんなつもりは全くありません。それはいくらなんでも、それはいくらなんでも… ご容赦ください」と言葉を詰まらせつつ語った。

共産党の小池「言語道断だ どう喝的質問だ」

民進党の増子輝彦は記者会見で「こんな質問自体、政治家として恥ずかしくないのか」と和田を批判。立憲民主党の福山哲郎も記者団に「非常識極まりない、情けない」と語った。共産党の小池晃は会見で自身の質疑を振り返って「官僚が真実を語っているか、私も煮え湯を飲まされることは多い」と語りつつ、「言語道断だ。どう喝的質問だ。ひどすぎる」と和田を批判。「霞ケ関の皆さんがやってらんないという気持ちになり、敵に回しかねない。法治国家の根幹を否定するとんでもない発言だ。自民党安倍晋三政権の危険な体質が露骨に現れた」と強調した。


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Last-modified: 2018-03-19 (月) 20:39:30