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数千億円拠出も受け入れ12人 安倍晋三政権のシリア“札束”支援

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ない袖は振れないのに、また海外に札ビラをばらまいてきた。

GW前半に中東諸国を歴訪した安倍晋三。第2の訪問国のヨルダンでは、シリア難民受け入れ地域での廃棄物処理機材の整備計画に約16億円の無償資金協力を表明。さらに難民支援に関し、世界銀行を通じて約11億円の追加の無償資金協力も発表した。

2013年9月の国連演説で安倍晋三がシリア難民支援に約60億円の拠出を表明したのを皮切りに、安倍晋三政権は難民支援に気前よく札ビラをはたいてきた。2015年に約970億円、2016年に今後3年間で約2800億円と拠出額はポンポンと増え続け、ヨルダンには2017年夏にも14億円の無償資金協力を約束。先月もシリア支援国会合に出席した河野が約15億2000万円の緊急無償資金協力を表明したばかりだ。

シリアの内戦突入から7年。これまで約560万人が国外に避難している。うち約130万人のシリア難民をヨルダンは受け入れているが、日本の受け入れ数はきわめて少ない。2017年末までに81人のシリア人が日本で難民申請したが、政府が認定したのはたった12人に過ぎないのだ。

湾岸戦争の時のように国際社会から「日本はカネしか出さない」との批判が聞こえてきそうだが、今や日本は1000兆円を超える借金大国。ただでさえ、安倍晋三外交でばらまいた資金援助の額は軽く50兆円を突破するのに、どうせ「ない袖を振る」なら、もっと賢く振らないと、日本世界に軽蔑されるだけだ。


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Last-modified: 2018-05-09 (水) 10:27:26