ニュース

虚偽答弁濃厚の稲田 地元に嫌われ政治生命の危機

https://c799eb2b0cad47596bf7b1e050e83426.cdnext.stream.ne.jp/img/article/000/226/472/0f0eef28dec6ba4d51686db25fdf6c5720180404130200771_262_262.jpg

もはや形無しだ。政府が「ない」と説明していた陸自のイラク日報が見つかった問題で、稲田朋美の「(日報の存在を)確認することができなかった」との国会答弁が虚偽だった可能性が濃厚となった。

稲田朋美は2018年4月3日、「今回は徹底的に捜索し、見つかったということだ」と釈明したが、自身の責任について記者に問われると無言で逃走。野党からは参考人招致を求める声が上がり、炎上必至である。もっとも、稲田朋美の地元・福井は既に大炎上中。稲田朋美は、自民党県連から「ノー」を突きつけられ、政治家生命が危機に瀕している。

稲田朋美は、高木毅元(福井2区)らと共に、2017年12月に行われた県連会長選の結果に猛反発。自らが担ぎ上げた高木が山崎正昭に敗北したことを受け、「こんな人事は誰も理解できない!」と声を上げ、その後、県連に会長選の仕切り直しを求める文書を出したのだ。

この暴挙により、稲田朋美が支部長を務める「自民党福井市支部」所属の自民党市議19人が、連名で離党届を稲田朋美に提出。

市議らは「会長選に瑕疵はない」「文書を撤回しなければ離党する」と主張した。事態を重くみた稲田朋美は2018年3月10日になって、文書撤回を記した書面を県連に提出。しかし、この書面がフザケた内容で「火に油」だった。

「書面には『将来に向けて撤回する』と書かれていましたから、本気で撤回する気はないのではないか。それに、誰も頼んでいないのに『県連顧問就任を引き受ける』と書いてあった。一体、何様なのかと県連関係者は怒り心頭。山崎も『誠意が感じられない』と断じ、書面を突き返しました」(福井県政関係者)

2018年3月20日に行われた県連総務会では、「稲田朋美に謝罪させろ」「処分すべき」との意見に加え、「次の選挙では本部に公認申請せず、無所属で戦ってもらうべき」と怒りの声まで上がった。

「稲田朋美の狙いは、県連を牛耳って地元の党員をまとめ、秋の総裁選で安倍晋三を支援することです。2017年、南スーダンPKO日報問題が原因で防衛相を辞めさせられ焦った稲田朋美は、ポイント稼ぎのためにムチャをやったのでしょう」(地元関係者)

大臣経験者が公認をもらえない――。安倍晋三3選がなければ次の衆院選でこんな“珍事”が起きるかもしれない。


トップ   編集 凍結解除 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2018-04-05 (木) 11:03:44