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野党、籠池泰典と接見へ 証人喚問控え、安倍昭恵とのやりとりなど問題点整理

立憲民主など野党6党が、学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書改竄(かいざん)を受け求めていた学園の前理事長の籠池泰典被告(65)=詐欺罪などで起訴=との面会申請が大阪地裁により認められたことが分かった。2018年3月23日に大阪拘置所(大阪市都島区)で接見する。2018年3月27日に実施される佐川宣寿への証人喚問を控え、籠池泰典から財務省近畿財務局との国有地売却の経緯や安倍昭恵とのやりとりなどを聴取し、問題点を整理するのが狙い。

2018年3月23日の面会は立民の川内博史、希望の党の今井雅人、共産党の宮本岳志が実施する。接見時間は10~20分間の見通し。民進党の矢田稚子、自由党の森裕子、社民党の福島瑞穂による接見は2018年3月26日に行う。

希望の泉健太は記者会見で「籠池泰典の主張を真摯に受け止め分析し、証人喚問につなげていきたい」と強調。社民党の吉川も財務省による改ざんを巡り「文書では、安倍昭恵が『(いい土地ですから)前に進めてください』と発言したと籠池泰典が述べたとされている。その確認も取りたい」と語った。

6党は、籠池泰典にしか正確に知り得ない事項を確認する必要があるとして2018年3月19日付で大阪地裁に接見を求める申請書を提出した。財務省理財局から報道機関の取材を受けないよう指示があったかどうかなど、公訴事実とは無関係と位置付ける内容を問い合わせたいとしていた。

籠池泰典は2017年7月31日に詐欺容疑で逮捕されて以降、弁護人以外とは面会できない状態が続いている。野党が接見すれば弁護士以外で初となる。


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Last-modified: 2019-10-28 (月) 12:20:38