Dictionary

韓国軍(カンコクグン)

韓国の軍隊である。正式名称は「大韓民国 国軍 (Republic of Korea Armed Forces)」。

概要

陸軍・海軍・空軍の三軍が存在し、海軍は海兵隊を隷下にもつ。

創設当初は旧日本軍の教育を受けた士官や亡命政府の組織した軍組織・商船船員・ごく少数の航空部隊人員が、旧日本軍の置き土産や連合国軍(アメリカ軍)から貸与された兵器を運用する寄せ集めに近い組織であったが、朝鮮戦争で北朝鮮軍に勝てない多国籍軍の補てんの為に組織を急速に膨張させ、ベトナム戦争派遣を経てその兵力・戦闘経験を強化する。

現在、その軍事力は陸軍50万人強、海空軍がそれぞれ6万人強、軍事予算34兆ウォン強(約3兆4千億円)を有し、陸軍を世界4位、全軍で7位以内に入ると米英の軍事研究所は評価している。

北朝鮮とは朝鮮戦争以来戦争状態(停戦中)にあり、同時に近年では日本を仮想敵国とした兵器導入・部隊運用を強めつつある。ただし、(友好的・非友好的に関わらず)隣国を仮想敵国として想定すること自体は珍しい話ではない。アメリカも20世紀には「レッド計画」と呼ばれるカナダ・イギリスを仮想敵国とした計画を立てていたし、イギリス・フランスもお互いを仮想敵国としている。韓国日本を仮想敵国と想定したからといって日本戦争をふっかけようとしている、という思考は短絡的である。

アメリカとは在韓米軍が駐留し有事の際には共同で事態に当たる同盟関係を成している。けど新兵が一番敵視しているのが米軍だったり。つい最近まで作戦統制権をアメリカが有していたが、1994年に平時の統制権を、2010年に有事の統制権を韓国軍単独のものとする事とした・・・のだが後に韓国軍の能力不足を理由に2015年までは有事作戦統帥権は米軍が掌握することとなった。もうツンデレなのか、ただ身の丈がわかってないだけなのか・・・

1960年代~80年代は非常に強い政治的発言力や権力を有しており、度々クーデターや事件を起こしている。

志願兵制と徴兵制を併用しており、兵役期間は陸軍21か月、海軍23か月、空軍24か月となっている。そんな韓国軍兵士にとって支給品の「チョコパイ」はの食べ物。

兵器・装備

近年は国産兵器の開発に熱心で、「玄武-3巡航ミサイル」「天竜巡航ミサイル」「玄武-2弾道ミサイル」「ATACMS弾道ミサイル」「KGGB GPS誘導滑空爆弾」「F-15K戦闘爆撃機」「世宗大王級駆逐艦」「独島級揚陸艦」「K2戦車」「新型対空・対地ミサイル」などを開発(一部、共同開発・ライセンス生産・パクリ)している。またロシア産の戦闘車両(T-80U、BMP-3)を運用する西側国家としては珍しい軍隊である。

加えてNATOの共有装備品システム(NCS)に加盟しており、自国の装備品をNATO加盟国やパートナー国家と融通しあうことが可能になっている。なお日本よりも上位の「Tier 2」を取得しておりNCS正式メンバーとなっている(日本は2011年に加盟したばかりでまだ入門レベルのTier 1)。

KF-X

老朽化しつつあるF-5やF-4の代替戦闘機を国内で開発、生産しようという野心的なプロジェクトで、開発計画が発表されたのは2001年である。しかし計画は遅々として進まず、2015年になってからロッキード・マーティンとKAIのチームが開発担当に選ばれている。

インドネシアが共同開発に参加しており、2014年に費用分担や協力内容を定める基本合意書を締結している。

空中給油機

韓国空軍は過去に米国に対して空中給油機の売却を要請している。米国側が「北朝鮮の奥行きは300マイル程度なので不要では」と問うと、「東京を爆撃する際に必要だ」と言い放ったという。驚いた米国日本側にそれを伝え、給油機は売らなかった。しかし韓国は2015年にエアバス社に対し、A330給油機を4機発注している。

軽空母

韓国軍は2019年7月に行われた幹部級の打ち合わせにおいて、3万トン級軽空母の建造を推進すると決定した。韓国にはすでにLPH(ランディング・プラットフォーム・ヘリコプター、ヘリコプター揚陸艦)が2隻存在するが、これを大幅に上回る排水量の船となる。搭載する艦載機としてはF-35Bが有力視されている。

もっともこれは日本にとっては朗報になる。F-35が搭載するミッション・コンピュータは米本土のロッキード・マーティンのサーバーと衛星リンク経由で接続されており、米国側は必要に応じてその機能を停止させることも可能なので、(日本米国の敵にならない限りは)そのミッション・コンピュータに「対日攻撃」ミッション・プランを入力することはできない。また、韓国海軍には低高度を飛来する対艦ミサイルを阻止する手段もない。

したがって、韓国が対日戦の装備として軽空母に膨大な軍事リソースを費やすのであれば、それは文字通り「金ドブ」になる可能性が高い。

兵力

概要のとおり、志願兵制と徴兵制を併用でやっているため、自衛隊よりも安定した兵員を供給できる。希望部署が特にない場合は自動的に陸軍送りにされる仕様になっているらしい。

ウェイトとしては陸軍の兵士が一番多い。これは陸続きでいまだ戦闘状態にある対北朝鮮を想定した編成だと思われる。また、海洋活動が中心となる日本は艦艇や潜水艦が多いのに対し、先述の対北朝鮮のためか、韓国の方は戦車の保有数が非常に多い。

あまりに陸軍愛が強すぎて陸軍ばかり優遇・強化していたため、アメリカの軍事力ランキング(2012)、およびイギリス王立軍事研究所の軍事力ランキング(2002)ではランキング常連と化している常任理事国にまじって世界5位以内に入るほどの戦力と評された。ただし評価されたのは陸軍だけ。そのぶん海・空があまりに不憫な扱いを受けているため「陸軍に偏りすぎ」という指摘も併せて出されているそうな。

問題

ネットを中心に韓国軍が運用する兵器のダメさ加減が話題にのぼる事がある。

現地マスコミによると、兵器調達において、初期導入の費用は諸外国より安く見えるのだが、実際は入札を何十回と繰り返してしつこく値切るため、辟易したメーカーが「必要不可欠な付属品」を省いた結果だという。また交換部品や弾薬、ミサイルの購入は後回しで、多くの場合は結局購入しない。

海外製兵器の技術盗用も発生している。韓国はブラックボックスであるF-15Kの暗視装置「タイガー・アイ」を分解したばかりか、その技術を海外に流出させようともしたという。アメリカ韓国によって技術を不正流用されたと見る装備は、実に16種類に及ぶ。


トップ   編集 凍結 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2020-01-29 (水) 15:00:16