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3.30「大抗議行動」 佐川宣寿証言が火を付けた国民のデモ拡大

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予想通り、証人喚問で安倍晋三安倍昭恵の「森友疑惑」への関与を否定した佐川宣寿。早速、自民党の二階は「政治家の関与がないことが明白になった」と喧伝している。

しかし、佐川宣寿証言は、安倍晋三政権にとって逆効果もいいところだ。真相を語らず、安倍晋三夫妻の潔白だけを強調したために、国民のフラストレーションを強める結果になっているからだ。

この先、市民の「抗議デモ」が拡大するのは必至だ。証人喚問が行われた2018年3月27日も国会周辺に市民が集まり「証言拒否は絶対許すな」とシュプレヒコールを上げている。2018年3月28日も、大勢の市民が国会周辺に集結した。

さらに、2018年3月30日(金)は、安倍晋三官邸前で19時30分から<STAND FOR TRUTH>というスローガンを掲げた大抗議行動が予定されている。

実は、安倍晋三周辺も「抗議デモ」の拡大を恐れているという。

「すでに内閣支持率は31%まで急落していますが、地元に帰ると有権者の怒りは数字以上です。皆、森友疑惑の中心に安倍晋三夫妻がいると思っている。心配なのは、佐川宣寿の証言が有権者の怒りと不信感に火をつけそうなことです。もし、抗議デモの人数が5万人、10万人と膨れ上がったら、政権はもたない。すでに5000人、1万人、1万5000人と増えているので心配です」(自民党関係者)

実際、抗議デモは宮城、大阪、福岡と全国に広がっている。大きな特徴は、スローガンが変わり始めていることだ。高千穂大教授の五野井郁夫(国際政治)が言う。

安倍晋三応援団は誤解しているようですが、デモに参加している人の多くは、普通の市民です。右も左も関係ない。ほとんどの人は一体、何があったのか、“森友疑惑”の真実を知りたいと思っているだけです。真実を知るためには、安倍昭恵の証人喚問も必要だと訴えている。何も安倍昭恵をさらし者にしたいわけではありません。2018年3月30日の官邸前デモのスローガンが<STAND FOR TRUTH>となっているのが象徴的です。真実が明らかにされない限り、デモは終わらないと思います」

安倍晋三夫妻の関与を否定した佐川宣寿発言は、いかにも不自然だった。すでに佐川宣寿は、何かを隠すために「決裁書」まで改ざんしている。真実を隠せば隠すほど、真実を求めるデモは大きくなっていくだけだ。


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Last-modified: 2018-05-03 (木) 21:56:08