40度急斜面越えジャンプか　秋田の高速道3人死亡事故

40度急斜面越えジャンプか　秋田の高速道3人死亡事故†

秋田県由利本荘市で2018年4月4日、日本海沿岸東北自動車道から乗用車が約50メートル下の山林に転落、17～20歳の男女3人が死亡した事故で、車は路肩の傾斜約40度の急なのり面に乗り上げ、フェンスを飛び越えたとみられることが分かった。県警は時速70キロの制限速度を超過していた可能性が高いとみて調べている。

現場は片側1車線。県警はタイヤ痕などから、秋田市方面へ向かう下り線を走行中、中央線のゴム製ポールに接触し、左側の欄干に衝突。対向車線を越え、斜面に乗り上げて飛び出たとみている。

国土交通省秋田河川国道事務所によると、斜面は傾斜が約40度あり、乗り上げることでジャンプ台のようになったとみられる。関係者は「通常の速度なら斜面にぶつかって止まるはずで、経験のない事故だ。スピードが相当出ていたのではないか」と話す。