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屋上ダイブ

屋上ダイブ(おくじょうダイブ)とは、スカイダイビングやバンジージャンプ同様、風の流れに身を任せる事で日常生活では得がたい開放感を味わえるエクストリームスポーツである。

概要

学校や公民館などの建物、ビルや鉄塔といった高層建築、果ては樹木ないし電柱の頂や旅客輸送中の飛行機といった飛翔体から、虚空めがけて飛び降りる競技。採点は技巧・演出・話題性などを考慮して行う。採点基準によっては事故すらも評価対象になるため、「病院で意識を取り戻したら(本人には)理由不明の表彰式」という事例もある。

なお、教会にて結婚式の最中、新郎が新婦にこの競技を行わせる例があるが、できちゃった婚の場合その後いろいろややこしい事になりがちなので、むしろ新郎が飛べ。空はいいぞ。

なぜは高きところより飛び立つのか

太古より、翼を持たぬ人類は“空”に憧れ続けた。何者にも束縛されず、何処までも果てしなく、繊細に色を変えつつも決して本質が破壊されることはない。雷や嵐といった“人知を超えた力”を秘め、時にその“力”をに分け与えてきた天空。たとえ地が揺らいでも、なおも眼前に厳然と在る、茫洋たる“空”。それは時にの力の証となり、また時にそれはそのものの証となった。空はいい。の持つこの憧れは、をふたつの行動に駆り立てた──すなわち、「より高い建築物を建て、空に近づくこと」「機械・道具などの力を借りて重力に逆らい(=地面から離れ)、大気中を自在に動くこと」である。

現在、人類は(まだ小規模ではあるものの)どちらの行動でも成果を挙げつつある。大都市には摩天楼が聳え立ち、田舎町には教会の鐘楼が夕日を浴びて煌き、未開の地と呼ばれる場所でも物見櫓が屹立し周囲に睨みを利かせている。天を仰げば大気中を、幾百の旅客機、幾千のヘリコプター、幾万のグライダーが、鳥や昆虫に混ざって飛び交っている。近年ではそれに飽き足らず、大気を突き抜け天より高く、電離層の外の更にその先──“宇宙(ソラ)”へと、は飛び立っている。

全てはただ、素晴らしき空への思慕ゆえに。

発祥

エクストリームスポーツ・屋上ダイブは、上記ふたつのうち特に前者を頼りに、人間の「生身で空を飛びたい」「重力(地面)の束縛から解き放たれたい」欲求を満たすために始められたものである。

大鷲が巨木の頂上から飛び立ち、その巨体を悠々と澄んだ大気に載せ、羽ばたくと言うよりは“滑っていく”、その雄大で威厳に満ちた様を再現すべくダイブする者や、神話や伝説上に現れる超常的な存在──天使、悪魔、魔物、あるいは──が地上に降臨する一瞬を再現すべくダイブする者、また変わったところでは神出鬼没な妖精のようになりたいと思ったか、トリッキーな場所から奇想天外な方法でダイブする者も存在する。

主な開催場所(今後の開催予定場所含む)

東京スカイツリー

横浜ランドマークタワー

渋谷109

一般的な低層雑居ビル

ブルジュ・ハリファ

ブルジュ・ムバラク・アル=カビール

ナキール・タワー

ドバイ・シティ・タワー

キングダム・タワー

ムルジャン・タワー

台北101

世界貿易センタービル

エンパイア・ステートビル

シカゴ・スパイア

フリーダムタワー

宇宙

高島平

並盛中学校

部門

一般男子部門

一般女子部門

コスプレ部門

出場資格

全部門ともに3歳以上が条件。理由はメダルと名声の為に親が赤ちゃんをダイブさせてしまう為。

採点

屋上ダイブはどんなスポーツよりも高貴な競技である為、採点基準が非常に細かい。 ここでは、頻出する採点基準のみ取り上げる。

無傷

高さ

事故

魔力・翼による飛行(コスプレ部門)

自殺と見せかける

を巻き込む

破壊

傍観者

落下速度

テレビ中継

命綱を付ける

ネオに助けられた

失格

死亡した場合

エアクッションの上に落ちた場合

高得点者

脚注

しかし、所詮人は重力のくびきをつけられた奴隷であるため、反重力装置やジェット推進機構、サイコキネシス等の補助がなければ「重力(地面)の束縛から解き放たれ」る事は叶わず墜落するものだ。「それでも敢えて重力に抗する」という意思を表明するため、競技者は墜落時に受けるショックに耐えねばならない。新体操選手のように、綺麗に着地が決まればなおよろしい。


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Last-modified: 2018-05-18 (金) 16:47:10