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市長選で自公が黒星ラッシュ 地方から“安倍晋三降ろし”が爆発

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安倍晋三政権に激震が走っている――。2018年4月15日、各地で行われた市長選の結果のことだ。

滋賀・近江八幡市や兵庫・西宮市など5市で自公などの推薦候補が敗れた。得票も2017年の衆院選から大幅に減らすケースが目立つ。地方の隅々に、“安倍晋三政権NO”がじわじわ広がっているようだ。

近江八幡市長選では、3選を目指した無所属現職の冨士谷英正(71)=自民、公明、維新推薦=が、無所属新人で元衆院議員の小西理(59)に破れた。初当選の小西2万1047票に対し、冨士谷は1万1647票とダブルスコア。しかも、2017年の衆院選比例の同市での自公維の得票は1万9166票だったから、4割も減らしている。

「冨士谷さんは強引な市政運営など、市長として評判はよくない上、安倍晋三政権の数々の不祥事で逆風下の選挙でした。決起集会には岸田が駆け付け、石破も応援に入るなど、市長選にしては異例の総力戦を展開しましたが、それでも完敗。逆風は予想以上でした」

「殺すぞ」発言で前市長が辞任したことに伴う西宮市長選。6人が立候補した乱戦は、自公推薦の吉岡政和(43)が、無所属で元衆院議員の石井登志郎(46)に108票差で及ばなかった。ここでも、自公の得票は大激減。衆院選(比例)では、8万879票だったが、吉岡の得票はたったの3万7723票。投票率も衆院選(比例)比11ポイントも下落した。自公支持者がソッポを向いて棄権したとみられる。

他の市長選でも、群馬・富岡市で自公推薦の現職が、栃木・日光市と千葉・東金市では、自民推薦の候補が黒星。いわゆる“保守王国”でも、政権与党の候補が取りこぼしている。

「中央政界だけでなく、地方でも、安倍晋三政権が信用を失っていることの表れです。来年春には統一地方選、夏には参院選があります。自公の予定候補者は、2018年4月15日の市長選結果を見て、尻に火がついたでしょう。今後、『安倍晋三の下では戦えない』『一刻も早く代えて欲しい』と、地元の国会議員を突き上げることになる。“安倍晋三離れ”さらに“安倍晋三降ろし”が一気に広まっていくでしょう」(政治評論家・野上忠興)

安倍晋三政権は地方から崩れることになる。


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Last-modified: 2018-05-01 (火) 19:58:36