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閣僚が次々造反 安倍晋三政権は「麻生太郎辞任」が終わりの始まり

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まさに政権末期だ。次々にスキャンダルが押し寄せている安倍晋三政権。末期的なのは、閣僚たちが半ば公然と“造反”し始めていることだ。閣僚をコントロールできなくなったら、政権の終わりは近い。

安倍晋三1強が続いた、この5年間、閣僚が安倍晋三に逆らうことは皆無だった。独裁者に恨まれたら、どんな仕打ちをされるか分からないと怯えたからだろう。ところが、ここにきて空気が一変している。安倍晋三が困ると承知しながら、自分の考えに従って行動し始めているのだ。

そもそも、モリカケ疑惑が再びここまで大きくなったのは、斎藤健が「省内に残っていた」と、愛媛県の職員が作った「備忘録」を公表したことが発端である。愛媛県と今治市の職員が、柳瀬唯夫と官邸で面会し、柳瀬唯夫秘書官が「これは安倍晋三案件」と明言したことを証明する文書である。愛媛県の職員が農水省官僚に手渡していた。

2018年4月20日は、林芳正が「文科省にあった」と「内部文書」を公表。こちらは、愛媛県と今治市の職員が官邸を訪問した当日、内閣府から文科省にメールされたもの。「本日15時から柳瀬唯夫とも面会するようです」と具体的に記されていた。

農相と文科相の2人が「内部文書」を公表したことで、もはや柳瀬唯夫が「会ったことはない」とをつき続けるのは不可能となった。

さらに、野田聖子は、財務省の福田淳一のセクハラについて、「メディアで働いている女性の生の声を聞きたい」と、近々、セクハラ被害の実態を聞く場を設けると発表した。総務大臣が女性記者と懇談すれば、またセクハラ問題が話題になるのは間違いない。

安倍晋三は内心、農相、文科相、総務相の3人に対してはらわたが煮えくり返っているはずです。3人とも、わざわざ騒動を大きくして、結果的に安倍晋三に打撃を与えていますからね。閣僚への抑えが利かなくなるのは、政権末期の特徴です。安倍晋三1強が続いていたら、農相も文科相も内部文書を公表しなかったでしょう。ポイントは、3人とも、もともと安倍晋三とは“敵対関係”にあることです。安倍晋三本人は、うまく取り込んだつもりだったのでしょうが、完全に裏目に出ています」(政治評論家・山口朝雄)

麻生太郎は連休後に辞任か

いま「いつ安倍晋三を見放すのか」と注目されているのが麻生太郎だ。第2派閥を率いる麻生太郎安倍晋三に見切りをつけたら、安倍晋三政権は完全に終わりだ。

「意外にスジを通すタイプの麻生太郎は、閣内にいるうちは安倍晋三を支え続けるでしょう。でも、閣内を離れたら、もう義理はない。問題は、いつ財務大臣を辞めるのかです。タイミングは、公文書改ざんについて、財務省の調査がまとまり、誰を処分するか決まった時でしょう。調査結果と処分を発表する時、麻生太郎は『トップの私が責任を取る』と辞任するつもりでしょう。時期は、連休明けだとみられています。検察の捜査も連休後に決着するとみられています。麻生太郎が辞める時が、安倍晋三政権の終わりの始まりになるのではないか」(自民党事情通)

政権が弱体化したら、この先、閣僚の“造反”が、さらに増える可能性が高い。“造反”が続けば、さらに政権が弱体化していく。安倍晋三政権の終わりが近づいている。


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Last-modified: 2019-10-28 (月) 12:09:58