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麻生太郎が「悪いのは安倍昭恵だろう!」と怒鳴る声が役人に話題

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森友学園問題で窮地に陥った安倍晋三だが、佐川宣寿が証人喚問で「官邸からの指示は一切ございませんでした」と明言したことで、“オレの疑惑は晴れた”とすっかり上機嫌になっているようだ。さらに、周辺からは一か八かの電撃解散論まで巻き起こっている。

ここで安倍晋三政権に立ち直られると反主流派以上に困るのは、“安倍晋三以外”の後継者選びに動き出していた麻生太郎や菅義偉、二階俊博ら政権を支える自民党の実力者たちだ。二階に近いベテラン議員は困惑している。

安倍晋三夫妻が疑惑から逃げ切れるかどうかはもはやどうでもいいこと。内閣支持率がここまで下がると、来年の統一地方選と参院選に大きな影響が出るのは間違いない。そこで各派の最高幹部同士が話し合いを重ね、安倍晋三には今国会中に退陣していただくシナリオが練られてきた。二階は公明党との間で、“最悪の場合は内閣総辞職”という線で内々に話をつけている」

国会会期中の内閣総辞職となれば、党員投票を実施する日程上の余裕はなく、自民党両院議員総会での議員投票で後任の総裁を選ぶことになる。

「その場合は敵が少ない岸田文雄が有利だが、安倍晋三の残り任期を引き継ぐから、秋に改めて党員投票の総裁選を実施することになる。そうなれば党員人気が低い岸田は石破(茂)に逆転されるかもしれない。麻生太郎や菅をはじめ、各派の領袖はそれを計算して票読みをしていた」

自民党公明党国会議員たちは「次の総選挙は2020年の東京五輪の後になる」(党役員)と何の準備もしていない。

官邸の内実もとても選挙どころではない。危機管理体制が完全に崩壊状態なのだ。財務省の文書書き換えを知った時期について、安倍晋三麻生太郎と菅の説明が食い違ったのが象徴的である。

安倍晋三麻生太郎が「2018年3月11日に報告を受けた」と説明したのに対し、公明党の石井啓一は会見で「2018年3月5日に官邸に報告した」と暴露し、菅も「安倍晋三も私も2018年3月6日に報告を受けた」と食い違いが露呈した。

この後始末をめぐって麻生太郎と菅が“内ゲバ”を演じたという。

「書き換え問題は財務省と官邸がバラバラに対応し、官邸でも菅と今井尚哉の意思の疎通がうまくいっていない。だから混乱が起きた。その後、調整役の菅は麻生太郎を訪ねて善後策を協議したが、麻生太郎がブチ切れて『悪いのは安倍昭恵だろう!』と怒鳴る声がドアの外まで聞こえてきたと役人たちの話題になっていた」(与党幹部)

与野党の誰もみんな政権末期を感じている。そこに“終わった”はずの安倍晋三がやおら起き上がり、「解散だ!」と言いだせばシナリオは完全に狂ってしまう。


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Last-modified: 2019-10-28 (月) 12:14:15