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パナソニック

パナソニック(ぱなそにっく、Panasonic、パニック)とはナショナル/パナソニックを影で牛耳っていた黒幕企業、松下電器産業の進化した姿である。2008年10月1日に松下電器産業を乗っ取った。

歴史

創業した頃に創業者かつであるパナソニック幸之助が開発した二股ソケットは今で言うテーブルタップであり、当時の松下電器は他に延長コードなどを主に製造していた。これは日本のタコ足配線文化の原点と考えられとその社会的意義は非常に大きいといえる。その後創業者は当時流行していた共産主義の専門用語であるインターナショナル(国際的な)から考案したナショナル(National、国民的な)という名前で商品を売り出した。日本人の流行に流されやすい心理を的確に読み取ったので売り上げはさらに増加したといわれる。

会社の規模が大きくなってきたところで創業者は事業部制というものを採用した。これは江戸時代の藩制度をそのまま会社に採用したものである。照明部や営業部などをそれぞれ会社(藩)にして社長(大名)を置き、それぞれ勝手に経営させた。そして、パナソニック幸之助は将軍様として頂点に君臨することになった。

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昔の代表的広告

第二次世界大戦後、事業部制がGHQには財閥であると見られてしまい、将軍様は会社を去ることになる。しかし、多くの社員は将軍様を心から敬愛していたことや、一代で規模を大きくしたことを理由に再び社長として舞い戻った。創業者の鶴の一声で倒産寸前の日本ビクターをロゴに惹かれたという理由のみでで買収したり、同僚が独立して今の三洋電機を創業していたのもこの頃である。

世界に目を向け海外にも売り出そうとしたが、当時欧米ではナショナルという言葉があまりいい意味で使われず、ナチスなどを指すこともあったという。東芝や三菱電機などの同業他社がTOSHIBA、MITSUBISHIなどとそのままローマ字で売り出していたが、松下電器は社名に自信が無かったのかMATSUSHITAとせずパナソニック(Panasonic)というブランドにした。他社の商品を真似て作っていたことが多かったためかつては真似した電器とも言われた。今でもパナそっくりとして伝統は生きつづけており、このことについて余程のコンプレックスがあったのか、最近、腹癒せがてら他社の商品(ジャストシステムの一太郎)に対して「俺の特許を真似した!」とイチャモンをつけてみたが、その特許というものが「ただのアイコン」であったため華麗にスルーされてしまい、逆に赤っ恥をかいた。

その後テレビにてナショナル劇場(現:パナソニック ドラマシアター)という番組を開始した。明るいナショナルという言葉で始まり、CMの合間に主に時代劇やドラマを放送していることで知られている。水戸黄門が九州から東北まで日本中を巡り歩いていた説を一気に広めたことなどの功績がある。

将軍様の死後、自社製テレビから火花を散らしたり、ストーブを日本中血眼になって探したりするという出来事も起きているが、大規模な不買運動は起きていない。

パナソニックのブランドは1980年代後半から日本でも徐々に使われ始め、2008年10月、「社員がパナソニックという言葉の響きが気に入った」という理由で社名を「パナソニック」(略称:パニック)に変更した。やはり社名に自信が無かったようである。

ソニーとパナソニック

ソニーとパナソニックは以前から熾烈な競争を繰り広げてきており基本的に犬猿の仲であるが、合併した。

ビデオ部門

ソニー陣営のベータマックスの圧勝と誰もが思っていたが、松下電器(当時)の子会社である日本ビクターのVHSが大きくてお得感があったために形勢逆転。ソニーは大敗北を喫した。このことはNHKでも放送され大きな反響を呼び、書籍化もされている。いわゆるプロジェクトXと呼ばれるものである。

デジカメ部門

どちらもカメラ製造技術を持っていなかったのでソニー陣営はコニカミノルタから、松下電器(当時)陣営はライカからそれぞれ支援してもらって競争を続けている。新規参入組であるために主要カメラユーザーである一部のオタクの支持が不可欠であると考えられる。

白物家電

ナショナルブランドの無い今、白物家電としてのパナソニック製品は「生卵に対する扱いがぞんざいである」との評価を下されている。

mixiレビューではこれら製品の不具合が多数報告されている。内訳として最も多いのは、「電子レンジで生卵を温めると破裂した」という内容であり、「IHクッキングヒーターの上で生卵を割ったらぐちゃぐちゃになった」「炊飯器料理でチャーハンを作ろうとしたら炊飯器が壊れた。」「消費期限切れの生卵を冷蔵庫へ入れたら腐っていた」「生卵を衣服のポケットに入れたまま洗濯機に入れたら衣服が汚れた」という内容がこれに続いている。パナソニックはこれらの不具合を全て仕様としており、これらの問題を解決しようとしない開発力の乏しさが世界シェアをサムスン電子に奪われている原因なのではないかと大前研一は指摘している。

パーソナルコンピュータ

モバイラー御用達のLet'snoteで知られる。まあこいつは土建屋さん向けのタフブックという奴をベースにしてあり、耐久力はそれこそ花札屋さんの作った不死身の携帯ゲーム機ともいい勝負で象が踏もうが高度10000mから落下させようが火口に落とそうが液体ヘリウムをブッ掛けようがレールガンで射撃しようがツァーリ・ボンバ並の核爆弾を落とされようがファイナル波動砲とαビームとリップルレーザーを同時に照射しようが姫路城並の身長の巨人族に攻撃されようが傷ひとつ付かないし、ハードディスクも無傷で済んでしまう。おまけに重量は重くとも1.56kgを超えることはないため長時間の持ち運びでも疲れないし、電池も一回の充電で24時間は持ってしまうのでモバイラー垂涎のマシンで無いわけがない。前述の驚異的な耐久性・軽量性・省エネ性から「任天堂から何らかの技術をライセンス供与されている」「NASAと提携している」「謎のロストテクノロジーを使っている」「宇宙人が設計した」・・・等と様々な憶測が飛び交っている。たまにDVDドライブを付け忘れた機種があるけど気にしない。SDカードスロット標準装備だからなんとかなるさ! BD? そういう機械じゃねえからこれ!

音響用機器

ほとんど知られていないが、同社はプロ用の映像、オーディオ機器の大メーカーである。周知であるayuも使う一般向けオーディオはプロ向け機器の合間合間に惰性で製造している。しかし映像機器および一般向けオーディオはPanasonic、音響設備機器はRAMSA、そしてナイトクラブ向け機器はTechnicsであるため、ここでもまた混乱が生じている。更にPanasonic、RAMSAについてはその別を問わず、旧松下通信工業扱いの機器があるため、修理窓口を探す事自体が難しくなるようになっている。

脚注

関連項目


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Last-modified: 2019-10-28 (月) 23:39:25