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空気解読障害

空気解読障害(くうきかいどくしょうがい、英語表記:Atomosphere Misreading Disorder、略してAMD)は、他者の暗黙の期待やその場にできつつある共通認識を、正しく読み取ることができない、または読み取っても正しい反応を返せないという障害の一種である。AMDとは言っても決してCPUなどで有名なAMD(Ano Machine Doukashitoru)のではない。(と、執筆した私もAMD患者である。)

微弱ではあるが空気感染性があり、非常に多くの感染者が潜伏していると思われる。

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感染者(末期)

概要

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顔自体が空気読めなさそうな某将軍の肖像画

上にも書いたようにこの言葉は早い話、「空気を読めない人」が発症する障害である。ここでの「空気」とは大気、もしくは架空の気体である空気ではなく、空気 (書物)または空気 (言語)であるという説が現在のところやや有力である。

「場の空気を読む」ということは、簡単にいえば周囲の人の反応を意識することである。これは、現実世界でもネット社会でも必要なコミュニケーション技術であるが、ネット社会では現実の世界以上に空気を読むことのできない厨房やDQNと呼ばれる存在が問題になっている。これはEgachan Galleryや頭の固い百科事典も例外ではない。そこで求められているのが「どのように振舞うか」である。…ということをいちいち説明しなければ理解できないようならば、この症状が現れている可能性が高い。

主な症状

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合戦のとき、「大将が突撃しないで」と水を差した人

空気解読障害者に対する偏見

空気解読障害患者の異常行動による精神的・肉体的・金銭的被害の拡大に伴い、一般市民からの反発・批判も増加している。

患者は、大勢から無視される、白い目で見られる、陰口をたたかれるなど、陰湿な対応をされつつも、しかも本人はそれに気づかずに被害を拡大するという悪循環が発生している。このような偏見に基づく行動は、空気解読障害患者の暴走を助長し、社会からの孤立を招くもので、社会問題となっている。

政府の対策

厚生労働省国民に蔓延する空気解読障害に憂慮しているが、有効な対策が実施できないでいる。WHOの指摘もあり、一時は空気解読障害対策法の制定が目指されたが、肝心の政治家の約95%に「質問された内容に関して、見当違いの発言をしてしまう」・「私腹を肥やしながら、国民のために活動していると思い込んでしまう」といった、政治家公務員によく見られる空気解読障害の症状が発症しており、国会は混乱している。

統計

厚生労働省空気解読障害対策委員会白書2006より抜粋

略称

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KYはときに無力だ

空気解読障害はKY(ケーワイ)と略される。これは『空気を読めない人(Kuuki wo Yomenaihito)』の略であり、若者言葉(ギャル語)として広まっている。日本人は「空気を読めないこと」を大変に忌み嫌う人種であるため、この言葉を発することで相手に相当なショックを与えることができる事も事実である。もっとも、この言葉を他人に多用する人は、自分がKYではないという自信を持っているからではあるが、それは自分自身がKYであるから理解できていないという症例も非常に多い。

KYじゃなくてもKYと呼ばれる事がら

ここで紹介される事がらがたとえ自分にあてはまっていたとしても、くじけず前へ突き進んで下さい。それこそが人間の生きている証です。

その他

朝日新聞社説

2007年9月31日、朝日新聞がこの流行語「KY」に関する社説を発表。もはや「KY」はサンゴ事件を表すものではなく、今後この意味で「KY」を使うべきではないとした。自社の歴史的な醜聞を隠せるチャンスが見つかり、紙面から喜びが伝わってくるほどのはしゃぎぶりが印象的である。

『もはや「KY」はサンゴではない』

「おまえKY」。そんな言葉があちこちで聞こえる。これは「空気読めない」の略で、場の雰囲気を考えず、無思慮な言動で、周囲を気まずくさせてしまう人の事である。政治家を例に挙げれば、小泉、安倍の元総理二人がそれにあたるだろうか。両者とも、アジア全体に漂う「空気を読まず」、右翼的な言動で、アジア諸国に不要な警戒を招いてしまった困った「KY」さんである。

ところで、「KY」にはもう一つ、極右的な人々が好んで使用する意味がある。詳細な説明は省くが、我が朝日新聞社がはるか昔に犯した些細な過ちを槍玉に挙げる際に用いられている。その事件以来、我が社を中傷する際には、必ずと言っていいほど「KY」が使われるようになった。既に二十年近くも前の事件であるにも関わらず、まるで昨日起こした醜聞であるかのように、極右たちは「KY」を使うのだ。戦争責任を回避しようとするあまり、二十年も昔の事件をしつこく蒸し返す右翼連中の発想の貧困さには、怒りを通り越して哀れささえ感じるほどだ(嘲笑)。

しかし、逆に考えれば、それだけ昔の事を取りあげねばならないほど、右翼たちは朝日新聞への攻撃材料に困っているということになる。これは、とりもなおさず、朝日新聞が品行方正な活動を続けてきた事を表しているといえる。

しかし、それも「空気読めない」という新たな意味の台頭で使いづらくなってきている。今後、朝日新聞への攻撃材料として「KY」を使う者は、「なにそんな昔のこと言ってるの?」と、「KY」呼ばわりされてしまうことであろう。

都市伝説?

しかし、ここ数年では「空気解読障害」は都市伝説的な位置づけにとどまるとの見方も出てきている。特にフランスでは、フランソワ・ミッテランの「et alors?」発言以降、重大な誤りを含んでいたとする見方が一般的になりつつある。日本でも、2000年代に入り、渡辺淳一が「堅すぎる車掌さん空気嫁厨」を糾弾すべく「エ・アロール それがどうしたの」を新聞小説として発表、さらにテレビドラマ化され、「それが何か?」の篠原涼子や「 http://images.uncyc.org/ja/3/38/0080136736.gif http://images.uncyc.org/ja/3/38/0080136736.gif http://images.uncyc.org/ja/3/38/0080136736.gif そんなの関係ねぇ! http://images.uncyc.org/ja/3/38/0080136736.gif http://images.uncyc.org/ja/3/38/0080136736.gif http://images.uncyc.org/ja/3/38/0080136736.gif 」の小島よしおなどがテレビを通じてPRするに至った。また、時を同じくして前出の渡辺は『鈍感力』を著し、「空気なんか読まなくていい」という立場を明確にした。近く「空気解読障害」はと学会の俎上に乗せられるとも言われている。


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Last-modified: 2019-10-28 (月) 12:34:14